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気持ち良く走れる日は限られている。大切にしよう。

新しいアフリカツインCRF1100もいい。 古いアフリカツインRD04もよかったな、トランザルプ600Vも長距離ツーリングに最適だった。

TMAX500も、NSR250も峠で峠で最高に速かった。

GPz900Rは、形も音もよく200kmオーバーの世界につれていってくれた。

V-MAXもかっこよくて、だらだら走るだけで気持ちいい。

R1150GSは、最高の空冷アドベンチャーマシンだ。R1250GSはもっといいんだろうな。

今年はX-ADVにのって走りまくりたい。

確かに新しいマシンはいい。素晴らしい。

でも、俺には、晴れた長い休みの方が重要だ。

マシンは、125CCでも十分なのだ。

マシンが、小さくても、大きくても、実はそれほどの違いはないのだ。

マシンとともに知らない道、知らない街、知らない人と会いに行きたい。

この世界にとどまれる年限はおよそ決まっている。 その中で、穏やかな晴れた日で、自分がマシンに乗れる日は何日ぐらいあるだろうか? 

桜の咲く晴れた穏やかな日にオートバイで気持ちよく走れる日は、あと何日あるだろうか?

湿った空気と雨の近づく匂い、遠くの雷を気にしながら走れる日は、あと何日あるだろうか?

暑い夏の中、山の中で停めてセミの声を聞く日は、あと何日あるだろうか?

紅葉と落ち葉の曲がりくねった道を走り抜けられる日は、あと何日あるだろうか?

冬の匂いと弱い光の朝日の中海辺を走れる日は、あと何日あるだろうか?

この素晴らしい世界を走れる日を味わえて幸せだ。

ああ、この奇跡の世界は素晴らしい。走りたい。

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