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オンラインで友好関係は築けるのか?? 第1回目

 私たちは京都産業大学山中ゼミ3期生(2回生)です。私たちは2020年4月からゼミに所属していますが、新型コロナウイルス(Covid-19)による影響により、これまでのゼミ活動は全てオンラインになっています。そのため、ゼミに入る前にやりたいと思っていた活動はほとんどできなくなってしまいました。 私たちは、未だかつてない状況下で何をすべきか迷っていますが、まずこの現状を記録することが何かこれからにつながる、意味のあることだと思いました。 3期生は4人います。これから4人で京都の大学に通うはずだった大学生の目線で記事を書いていきます。授業も含めて大学がすべてオンラインになったため、4人のうち2人は去年サークルで会ったことがありますが、残りのメンバーは1度も顔を合わせたことがありません。 今回は、私たちが「オンラインでしかコミュニケーションできない中で、どのようにして人間関係を築いていったのか」ということを中心に、私たちが4月からどのような活動をしてきたのかについて書いていきたいと思います。

 ※この記事は、1人のゼミ生の主観によって書かれています。そのつもりで読んでいただけると幸いです。

 まず文章に入る前に、作者の僕自身の話をしたいと思います。私は京都産業大学で現代社会学部を専攻している2回生です。テニスサークルに所属しています。基本的に外で遊ぶことが好きです。コミュニケーション能力が高い方ではあまりないと思います。初対面の人としゃべるのは結構緊張します。自分から初対面の人に話しかけるのはかなり勇気がいります。なので学期の初めの方はかなり憂鬱です。オンラインでは、いちいち頑張って話かけないでいいので自分的には楽でいいです。こんな私が今から文章を書いていきます。

 4月16日、私たちのゼミが初めて行われました。普通なら教室で行っているところ、コロナの影響により学校に行くことができません。その結果、ZOOM上でゼミが行われました。初めてのゼミはとても緊張しました。普通ならゼミが始まる前に顔を見合わせて少し喋ったりできるのでしょうが、ZOOMは孤独。ゼミが始まるまではパソコンの前に1人で「ポツン」です。待機室という名の画面で「ホストがこのミーティングを開始するのをお待ちください。」。この時間がなかなか苦痛でした。同回生は何人いるのか、男女の比率はどんなものか、どんな顔の人たちがいるのか。これらの情報が何一つありませんでした。不安が募る一方ですZOOMが開始されるのを寡黙に待ちました。待っていた時間は数分だったのですが、その数分はとても長く感じました。

 そうこうしている内に、ZOOMが開始されました。いざゼミが始まれば先生以外は大体顔出しをしていたので、どんな人がいるのかを把握することができました。設定のミスで、アイコンで参加してしまったという人もいましたが。先生とは学校が休校する前に面談する機会があったりしたので、どんな人かは知っていたので大丈夫でした。名前と顔は知ることができたのですが、誰が何回生なのかを初めの段階ではわからなかったので、同回生が何人いるのかを把握することはできませんでした。今思えば名前の横に何回生かを書いていれば、わかりやすかったなと思います。最初のゼミは主に自己紹介などをして親睦を深める会でした。ここで初めて誰が同回生で、どんな顔の子なのかということを確認することができました。

 私たち2回生は、男子3人女子1人の合計4人でした。毎年人数の少ないゼミだとは聞いていたのですが、やっぱり少し寂しい気がしました。今年は全体的に2回生からのゼミに興味を持っている人が多いという噂があったので多くなるかも、と期待はしていたのですが。これから4人で活動していくのかと思うと、1人1人に掛かる仕事も多くなってくるので、頑張っていかないといけないなと思いました。自己紹介も終わり、初めてのゼミは特にすることもなく終わりました。

 先生から次のゼミで、どんなことをしていきたいのか考えてきて欲しいと言われ、それが次のゼミまでの宿題となりました。初めてのゼミが終わった感想としては、とても疲れたなと思いました。まだ特に何をしたわけでも無かったのですが、初めてのゼミで、知らない人ばかりの場で、しかもパソコンでのゼミという慣れないことだらけの状況は、とても負担のかかるものでした。人それぞれ感じ方は違ってくると思いますが、私の個人的な意見としては、対面で自己紹介をするよりもパソコン上で自己紹介をした方が疲れたように感じます。なぜかと言われれば具体的に答えることはできないのですが、慣れないことをすることに対していらない力が入っていたのかなと思います。

 第2回目の記事では、2回生が初めて2回生だけでゼミをする場面を書いていきたいと思います。