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変わる生活・買い物編

  一回生の頃、私は通学で寄り道をして買い物をすることが好きでした。近所にはない安くてかわいいアクセサリーが売っているお店や、好きな漫画の特典を手に入れるために地元にはない書店まで少し足を伸ばしたりすることが学校までの遠い道のりを楽しくする工夫のうちのひとつでした。

  コロナ禍がはじまって随分たち、週五で登校していたあの頃と打って変わって私が学校に登校するのは週二日程度になりました。学校への登校とバイト以外で外出することがほとんどなくなった現在、私の住む場所は特に都会でもないので、欲しいものをすぐに手に取って購入できる環境ではなくなりました。その影響で、私はネットショッピングを利用する機会がとても増えました。服などの生活必需品から、趣味の雑貨やCDなどもネットから購入するようになりました。その結果、実際の店舗での買い物をしていた頃にはよくしていた”偶然出会って気に入った品物を衝動買いする”ということが減り、必要なものを長い時間かけて吟味した後に購入するようになりました。ネットショッピングでは、送料がかかることも多く、またサイトごとに特典が異なる場合は比較をしてみたりするようになったため、購入に踏み切るまでかなり慎重になったと思います。

  ちなみに、衝動買いが抑えられたならば、貯金が増えたりしたかと思いきや、自粛生活を経て新たに増えた趣味のおかげで計画して買うもの自体は増えたので財布にゆとりが生まれることはありませんでした…。

  さておき以前までの私は、買い物においてその場の気分や勢いなどの偶然性が作用するところも大きかったものが、生活スタイルの変化によって必要性重視へと変わりました。コロナ禍になって、当たり前だと思っていたことが変わることは多いですが、こんな風に身近な行動の形がこれからも変化していくのかなと思うこの頃です。

著者:H.M