仮面を経て東大に入って分かった東大生の実情

某大学仮面を経てから東大に入学し4ヶ月が経った。異なる大学での学生生活を経験したからこそ分かる、東大の学生の様子を軽く書いてみようと思う。

まず一つ目に感じたことは、東大生は感じがよく優しい人が意外と多いということだ。
クラスやサークルが同じというわけでなくても、近くにいたら声をかけてくれるようなフレンドリーな人が本当に多い。そのお陰でクラスやサークル以外の友達や知り合いができた。自分にはすでに友達がいるから周りはどうでもいい、と思う人が少なくなるべく色んな人と仲良くしようとする人が多いのだろう。
(前の大学ではそんな経験はほとんどなかった。孤独感に悩んでいた一年前とは180度違う。)

追記
声をかけてくれる人は、超進学校出身の、東大入学前から東大に友人が多いタイプの人だったりする。都内の進学校出身の東大生はそこで固まってすでに輪になっていて、非進学校や地方出身者は入りにくいと聞いたことがあったが、少なくとも私の周りでは真逆であった。彼らには一人になりたくなくて声をかけるというよりもむしろ、仲間の輪を広げる意識や周囲の人に気を遣う意識があるのかもしれない。


二つ目が個性ある人を受け入れられる人が多いということだ。
テレビ番組で見る東大生には個性的な人が割と多いと思う。実際の東大でも個性的な人はチラホラ観測できる(あくまでチラホラのレベル)。
私が面白いと思ったのは、個性的な東大生はその個性を隠すことなくむしろ大っぴらにする。そして周りもみんな面白い個性として歓迎する。

そうやって個性的な人が周囲にいるお陰で、私も自分の素を出せるようになってきたと感じるし、人目を気にせず行動できるようになったと思う。
(一方で、個性が度を過ぎてしまうと、社会に出てから「使えない東大生」と言われてしまうのかもしれない。)

余談だが、前の大学では個性的な人はかなり稀な印象であったが、これはその個性を「変なもの」とバカにする風潮があるからではないだろうか、と考える。
結果的に個性的な人はその個性を隠したり、その人自身が目立たないように生きるようになってしまう。


そして三つ目が学食について。
私が驚いたのは東大の学食では2,3割の人が一人で食べているということだ(しかも大テーブルにも一人で食べている人がたくさんいる)。周囲に一人でいる人たちが多いお陰で、私も躊躇なく一人で学食に行けた。
午後から授業がある場合や、図書館で勉強した後なら一人であることも少なくないため、これは本当にありがたかった。

某大学の学食では集団やカップルなどが大笑いしておしゃべりをしていて、かつ一人席は隅の方に押しやられ、大体の場合その席は空いていなかった。一人で食べる場としては地獄のような場所であった。



途中話がやや逸れてしまったが、以上のことから東大は色んな人に居場所がある環境だと思う。結果的に毎日楽しい生活が送れ、1Sはあっという間に過ぎてしまった印象。
こんな記事は誰に需要があるのか全く不明だが(むしろ嫌悪感を抱かれるかもしれない)これが当たり前と思わないために、自分自身のために書いておいた。


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