人生の3大支出をやりくりするには

人生の3大支出という言葉があります。

子供の教育資金・住宅資金・老後資金の3つをさします。

これら3つを計画的に積み立てていかないと、常にお金の心配をし余裕のない生活を送ることになります。

独身の方は「あまり関係ないか」と思うかもしれませんが、結婚したならパートナーや今後生まれてくる子供の事を真剣に考えて、行動を起こす必要があります。(もちろん独身時代から考えておくことは有意義です)

今回はそれぞれについて、小学生の子供を持つ父親の立場で書いていきたいと思います。

子供の教育資金

親の本音としては「できるだけお金のかからない学校に行ってほしい」当考えが根底にありますが、子供が望む進路に進ませてあげたいのが親心です。そのためには、中学、高校、大学にかかる費用を計算し準備していく必要があります。ではどうやって準備していくのか?貯金、つみたてNISA、学資保険等色々あります。

学資保険は積立額よりも多くお金が返ってくるので得だと思うかもしれませんが、年利に変換すると非常に低く金融資産としてしては弱いです。つみたてNISAを使ったほうが大きなリターンを得る可能性が高いです。インフレリスクにも対応できます。

ここで考えなければならないのが、自分が死んでしまう可能性です。家族を残して行く無念に加えて、子供が望む教育を受けられないのは非常に心残りです。遺族年金はありますが、それだけで私立に通えるだけの資金を賄うのは厳しいです。

と考えると死亡時にも対応した保険がベースになってくるのではないかと思います。私は学資保険ではなく「低解約返戻金型終身保険」に入って高校入学前に元本以上の解約返戻金を受け取る予定です。高校が効率であれば大学入学まで解約しないことで解約返戻金が増えていきます

住宅資金

住宅については家を「買うのか」「借りるのか」という永遠のテーマになります。

住宅ローンが終われば居住費が削減でき老後安心の購入、家族構成の変化に柔軟性な賃貸。購入は老後有利に見えますが、修繕費(マンションであれば管理費)もかかってきます。賃貸は家族が増えると支払いが多くなります。一長一短ありシミュレーションではほぼ同額という結論も多いです。

ここで考えたいのが、またもや自分が死んでしまったことです。住宅ローンには団体信用生命保険がついているため、その時点でローン残債がなくなり家族に家を残すことがで心残りが1つ減ります。低金利なことも魅力です。

とはいえ、生命保険効果だけ考えて、無理なローンを組むのは禁物です。収入に見合ったローン支払い額でないと、金利上昇時に生活が困窮し本末転倒です。

と、結局の所結論は出せないのですが、10年ほど前に私は戸建てを購入しました。今振り返ると購入時に意識すればよかったと思うのが「家の資産価値」です。将来両親の介護、転勤などにより家に住めなくなり貸し出すことがあるかもしれません。ターミナル駅から遠い、最寄り駅から遠いとなると賃貸煮出すことも難しく、購入したことを後悔する可能性もあります。

注意:住宅ローンを使って購入した家を賃貸に出すことはNGなので、やむを得ない事情があるときは銀行にちゃんと相談しましょう。

老後資金

年金2000万円問題を始めとする老後に対しては不安な情報しか有りません。年金2000万円問題については以前記事を書きましたが、資産運用が必須です(https://note.com/kst_as_mng/n/n629e2130f515)。加えて保険もうまく使っていく必要があります。

保険には医療保険、個人年金保険、死亡保険などがあります。

医療保険は不要論があります。基本的に掛け捨てであり入院期間も短くなっています。高額医療費制度もあるため、加入せずに貯めたほうがトータルで得という考え方です。

ここで考えたいのが、働けなくなったときのことです。三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になってしまうと、収入が途絶えたり、少なくなります。いくら高額医療制度があるとはいえ、負担は大きくなってしまいます。年齢を重ねるほどリスクが高くなります。今は三大疾病にかかったら以降の保険料の支払いがなくなる医療保険もありますので、金額と保証のバランスを考えて選択することが大事だと思います。

個人年金保険は学資保険と同様、利率はわるいですが、元本保証であり掛け金の一部が所得控除なるメリットがあります。老後資金をあまりアクティブに運用しすぎるとマイナスに振れたときが大きいので、安全資産としての購入は有りだと思います。

死亡保険は老後で考えると、死んだあとの葬式代、お墓代がまかなえる金額を終身型で入っておくと安心です。

資産運用についてはテーマが大きいので次回書きたいと思います。



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