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「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」の紹介

今回紹介する本は、「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン著です。

突然ですが、あなたは、仕事とプライベート、どちらに比重を置いていますか?

言い換えれば、ライフワークバランスについてどう思いますか?

これは、それぞれのライフステージに応じて変化するものだと個人的には思っています。

若いころは、夜遅くまで残業しながら、仕事をすることがかっこいいと思っていた時期もありました。しかし、妻や子どもの人生、自分で背負うものが増えるにつれて、本当にそうであっていいのか。また、会社だけが自分の人生なのか、そう思っていたときにこの本に出会い、読んだものになります。


結論:

忙しいのは、決してかっこ悪いことではない。なぜなら、成功者ほどそれに陥るからである。しかし、忙しいというものうち、8割は無駄である。だからその8割を捨てて、違うものに使うトレードオフをする。

8割が捨てられていないから、得られていない余裕ややりたいことを手に入れるためには、覚悟を決めてほしい。手順は、3つ。それは見極める、捨てる、仕組み化することである。ぜひ覚えて、多忙で疲れて、寝る時間を削っている日常からおさらばしてほしい。


多忙を解決する方法について書いてありました。

お金がない以上に時間がない。そんな状況に陥ってませんか?というのです。

具体的に言えば、タスクでスケジュールがパンパンになっていませんか?

こんな状況になったときに、結果として、どれかを手を抜いてしまわないといけなくなります。ただ、それが、頑張っているのにもかかわらず、思う評価を得られず、疲弊や不評につながった経験ありませんか?

これの事象がどうして起きているのか、それを脱出する方法を詳しく解説してくれています。

結論、忙しいのは、成功のパラドックスに陥っているからだというのです。

具体的に言うと、優秀な人ほど多忙になるということです。

皆さんの周りにも、能力がある人や優秀だという人いませんか?

その彼らは、目標に集中して結果を出すことができています。

結果として、できる人として評価され、仕事が増えているのです。

依頼側は、できる人だという認識を振り、期待値も上がっていますし、

受ける側も、再度頑張ります。だけど、一方で、仕事量は、増えているために、最初よりも結果がだせないというものに陥るというのです。

結果として、成功したにも拘わらず、期待外れ、疲弊、失敗、不評という現実が待っていることになります。

ずばりいうのは、仕事が多いからいいのかという問題については、はっきりNOと言っています。すなわち、忙しいのは、成功と関係ないというのです。理由として下記法則が挙げられています。

・パレートの法則=8割と2割の法則

→8割の結果を生むために必要な努力は全体の2割

 =ほとんどの結果は20%の努力だけで、

  ほとんどは無駄なことをしているということです。

ただ、実際には、捨てられない現実があるのも事実ですよね。

断ると嫌われたくないという心理が働いてしまいます。

そのために、この本では、見極めて、捨てて、仕組み化するということをロジカルに、紹介しています。

断るために、必要なマインドとして、トレードオフの関係 があります。

端的に言えば、全部を手に入れることはできないということです。

▽例

仕事をたくさんしていたら、家族との時間はとれない

家族との時間を大事にすれば、仕事はたくさんできない

=時間は何かに使えば何かには使えないということ

だからこそ、8割の努力を削って時間の断捨離をする必要があります。


多忙を脱する手順

1、見極める

  =無駄か無駄でないか 

  見極めるのには、時間がかかる

2、捨てる

  時間を作るというものは、8割を捨てなければならない

3、仕組み化

  見極めて捨てるには、体力が必要

  だから、仕組み化が必要。

では、それを順に追っていきましょう。

1ー1、見極めるとは


さあ見極める方法を教えてくれ!と焦らないでください。

まず、見極めるには、まず体力が必要だというのです。

・孤独の確保の大事さ
みなさん、空白の時間はありますか?
一人の場所の確保をすることから始めましょう。

孤独こそが思考を生み出します。
例:ニュートン二年間何もしていない
  →万有引力の法則を生み出す

・睡眠の確保
→8時間確保していますか?
 ショートスリーパーは特異な人です。
 ◎最大の資産は自分である
 ◎優秀な人ほど睡眠を大事にしています

・厳密な選抜
→絶対にイエス以外はノーと答える 
 いいかもしれないはノー
 
▽例

90点ルール
→その仕事は果たして何点か?
 テンションあがるのか?を自分に投げかけてください。

60から80点の仕事
→正直断りづらい(行きたくもないけど断る理由はない)
→仕事のほぼがこれにあたると思います。

ここは、きちんと90点でないか見極めてください。

・一度紙に書く(見極める時間)
・依頼された仕事の内容を記述
・自分の求める最低限の条件を書く
 →報酬、環境、所要時間
・最高の条件を書く(理想の仕事)

そのうえで、
・どのあたりに属するかをみて断ってください。

いままで気分で仕事引き受けていませんでしたか?
それをなくすためのメソッドがこれになります。
90点以外の仕事を断ってください。8割がこれにあたります。

2ー2、捨てるとは


・目標の明確化
→明確化することで、それ以外のことはしなくなります
 
◎本質な目的かどうか?
→その目的が一般的なのか、具体的?
 平凡なのか?刺激的なのか?

▽例 
一般的で平凡→価値観
一般的で刺激的→ビジョン
具体的で平凡→四半期目標 短期目標
具体的で刺激的(魅力的)→本質な目標

本質的な目標は人を惹きつける
→それに役立つかどうかで断る
 
◎マインドチェンジがとても大事
・関係性と引き受けるか否かを切り離す
→断ることで嫌われるという考え捨てる 
・トレードオフを考える
→引き受けた事で犠牲になることを考える

健康
家族
友人
仕事

・罪悪感に陥る必要はない
→ただの売り込みだからノーと言ってよい
 例 ポテトもご一緒にはただの売り込みなんです。
→曖昧なイエスはただの迷惑。はっきり断る事が大事です。

・引き受けることは、短期的な好印象にすぎない
→断る勇気と自分を安売りしない態度を見せつけましょう。
→相手からは、悪印象どころか敬意を覚えられる事がある
→なんでも屋さんにはならないでください。
 都合の良い人にはならないこと

では、実践する際にはどうするといいのかというと、

①まず黙る
→沈黙の気毒さを利用(ネガティブ感出す)
②予定確認のため折り返す
→時間をおくと冷ましてお返しできる
③今月立て込んでて来月どうですか?
 この秋バタバタしてまして、春先どうですか?
 

 ぜひ勇気ある拒否を実践してみてください。


3ー3、仕組みとは


・努力の削減をしてください。
何かあれば、努力で補うとしていませんか?というのです。

結論、 何か有れば努力で乗り越えるのではないといいます。
冷静にボトルネックを除去するべきということです。

自分のスケジュールを遅らせているものって何かありませんか?
ポイントとしては、成果を生んでいない努力?とは?という視点で見てほしいです。

プラスにはなってないけど、努力しないといけないものがそれにあたります。

・仕組み化を習慣に(ルーティン)にしていくことが大事だといいます。
→健康も仕事も習慣がすべてだからです。
 ルーティンは、判断を伴わないからエネルギーを使わないですよね。
 また、一流だといわれるひとほどな人ほど、淡々とこなす
 凡庸で平凡なルーティンをしているのは、事実です。
 
・悪い習慣を辞めることも大事
→良い悪い関わらず、習慣はトリガー、行動、報酬で成り立ちます

→人間は、トリガーをみると報酬へむかっていくようになっているといいます。なぜなら、毎回都度、考えると疲れるからです。

◎悪い習慣を切るためには、

トリガーを変えるか、トリガーを見つけた行動を変えることにつきます。
・違う報酬にかえる
=その報酬が最良だからその報酬を選んでいるわけでない
 だから、報酬を少しずつ変える

私の場合でいうと、朝コンビニにいけば、思考停止で、

エナジードリンクを買っていました。

最近では、これを炭酸水に変えて、健康も意識しています。

あなたの悪い行動とそのトリガーを見極めてください。

それを、一個ずつ変えて良い習慣へ変えて、良い習慣をつくってください。

結果、

どうなっていくのでしょうか?仕組み化したらどうなるんでしょうか?

端的に、断るのが苦にならなくなり、気持ちよい生活を送れるようになります。

結言

あなたは、なぜ多忙だったのでしょうか?
断る術は身につけ、基準ができ、断るルーティン化ができたら、

きっと違う習慣を作りたくなり、良い状態が訪れるのではないでしょうか。

今ここに集中する楽しみを味わってほしいというのです。
エッセンシャルとは、不可欠なという意味です。

不可欠なものだけに集中する思考を「エッセンシャル思考」と言います。

この本を読んでから、

人との接し方も考えるようになり、トレードオフを意識した行動をするようになりました。

ブログやTwitter、家族との時間、読書、大事にしたい時間を確保するために、という視点で読んでいました。

目標を明確にして、それに向かうためにはという視点を持ち、

日常を過ごしていきます。

必要不可欠なものに集中し、今日も一日素晴らしかったと思えること

今日一日一個習慣を前に進めることができたと

自分自身を褒めてあげることにします。

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