見出し画像

1年半くらい髪を伸ばしてヘアドネーションした話

【Hair donation】ヘアドネーション。ご存知ですか?

ヘアドネーションで集められた髪の毛はかつらになり、抗がん剤治療などでかつらが必要な子どもへ届けられます。

留学する前に親からヘアドネーションについて教えてもらい、留学中髪の毛を切るのも面倒だし(正直、アメリカで変な風に髪の毛を切られたという話を聞いたことがあったので怖かった)それなら帰国後にドネーションしようと思いずっと伸ばしていました。

ということで、成人式が終わってから、一年半くらい?伸ばして腰くらいまであった髪を今年の4月に切ってドネーションしてみた体験談です。

どんな団体がヘアドネーションをしているのか

ヘアドネーションをしている団体はいくつかありますが、わたしはJHD&Cという団体に髪を送りました。そのほかにも、つな髪という団体も髪を受け入れています。

長い髪の毛は正直途中からかなり邪魔でしたが、どうにか30センチ以上伸びて、送ることができました。

ドネーションの方法

①髪を伸ばす(30cm以上が望ましい)
※髪を染めるのはOK、でも激しいブリーチなどは避けた方が良い

②髪を切る 
→自分でカットor提携している美容院でカット
※JHD&Cの提携美容院はこちら:https://www.jhdac.org/search/index.php

③髪の毛を送る
※提携美容院でカットしてもらうと、そのまま美容院が送ってくれる。自分でカットした場合は、髪の毛を束にして封筒に入れ、事務所まで送る。

④完了!

これだけ!
では、実際の様子を写真付きで紹介します。

ヘアドネーション体験談

画像3

↑カット前の長さ。貞子っぽい。

留学から帰国したのが3月で、早く髪の毛を切りたかったのですが、外出自粛していたので結局美容院には5月まで行けず。どのようにしたのかというと、自分で切りました。ザク。

画像4

最初に髪の毛全体を6つに分けて黒のゴムでまとめ、それぞれをハサミでぶつん。

画像5

以上です。これくらいの長さになりました。

大変気持ちよかったです。なかなかできない体験です。このように自分でも髪の毛は切れるのですが、毛先がカオス(ギザギザ)なことになるので、状況が落ち着いてから美容院で整えてもらいました。

そして、封筒を準備し、切手を貼り、JHD&Cまで送ったのでした。

自分はヘアドネーションができるか分からないという人へ

画像6

確かに30センチ以上髪の毛を伸ばすというのは長い道のりです。私も、もし日本にいて普通に美容院に行けたらここまで髪の毛を伸ばすことはなかったと思います。そんな人に対してのコメントです。

「つな髪」には15センチ以上であれば送れる

下にリンクを貼ったもう一つのヘアドネーション団体「つな髪」は15cm以上であれば髪の毛を受け入れています。15cmであれば気軽に参加できるのではないでしょうか。

協力すると協力証が返送されてくる

返送用封筒を入れると、協力証が返送されてきます。これを見るとその時の思い出も振り返ることができるのでおすすめです。わたしは手帳に挟んで、時折髪が長かった時代を懐かしんでいます。

気軽にできるが、人の心を救えるボランティアである

普通に暮らしていると、かつらを使う状況を想像するのは難しいかもしれません。しかし、今の時代、二人に一人は癌になる時代ですし、それでカツラを使うことも普通にありえると思っています。これを通して少しでも患者さんの様子を感じられたらいいのではないでしょうか。

何より、髪の毛がなくなるというのは患者さんにとって非常に本当にショッキングな出来事だと思います。そんな中、少しでも外見に気を配ってみることは患者さんの心の灯火になるのではないでしょうか。実際に、がん患者さんの病棟ではイベントとしてネイルアートをすることあるといいます。ここからも、病気であってもお洒落を楽しみ、日常を取り戻すことが実際に重要視されていることがわかります。患者さんの心を、髪の毛を伸ばすだけで応援できるヘアドネーションは素晴らしい。

ふとした時に思い立ったら、ヘアドネーションしてみてください

私が最後にお伝えしたいことはこれ。

髪の毛をちょっと伸ばしてみようかな〜と思ったら、少しでもいいので、ヘアドネーションのことを思い出す人が増えますように。

画像1

つな髪(15cm以上あれば協力可能)
https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/14664921933134

画像2

JHD&C(Japan hair donation and charity)
https://www.jhdac.org/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?