『天狗の台所』面白いよ
『天狗の台所』(田中相)
連載中の作品の中で、
新刊を一番楽しみにしている漫画かもしれない。
どういう漫画なのかざっくり説明すると
「天狗の末裔の兄弟が古民家で丁寧な暮らしをする」
となるのだけれど……
何が面白いって、
「丁寧な暮らし」の裏で
何やらとんでもないことが起こりそうなところ。
田中相先生の過去作の『千年万年りんごの子』みたいに、
何だか大変なことが起きそうな予感がする!!!
日常をいとおしむ中で、
時折、自分ではどうにもできない運命が、ふと顔をのぞかせる。
「これからどうなっちゃうんだろう?」
という期待と不安が『千年万年りんごの子』の魅力だったと思うんですが、
『天狗の台所』にも同じものが流れているように勝手に感じています。
あ、もちろん『天狗の台所』の「丁寧な暮らし」パートも面白いです。
何ともおいしそうな料理の数々に、
あたたかなご近所づきあいに、
個性が豊かすぎる天狗の末裔仲間たちとの交流に……と、
とにかく癒される要素しかない。
だけど、ただのほっこり系料理漫画ではなさそうなところが
一番の魅力だと個人的には思っています。
(そういえば、今TVドラマもやってるらしいですよ)
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