相互作用を意識する
今日は私が仕事をする上で「ポリシー」というほどだいそれたものではないけど、心がけていることを少しお話したいと思います。
スタンスを取る
物事を考える際に必ず自分のスタンスを取る。言い換えると自分自身の意見や価値観を持つ。どんなに難しい課題に対しても諦めずに考えて、「こうではないか」という自分の考えを持つように心がけています。
正直、どうすればよいか検討もつかないようなことが起こることもあります。ただ、どうにかして自分の意見を持つということは、必ずその過程で深く考えるため思考の幅が広がるし、自分の考えがあるからこそ、それをベースに周囲の意見を聞いたり、フィードバックをもらったりしてよりよいものにできる可能性があると思います。何もないところにフィードバックはもらえません。
スタンスを取ることは単に「自分の意見を押し通す」ということではなく、よりよいものを作るための第一歩だと思っています。当たり前なことかもしれませんが、忘れずに心がけたいなと思っていることの一つです。
多面的な視点で考える
仕事で心がけていることの2つめは「多面的な視点で考える」です。
「なんであの人はこちらの言っていることをわかってくれないんだろう…」そんな経験は誰しもがあるのではないかなと思います。私も過去何度もありましたし、今後も必ずあると思います。そういう時に以前は「あの人と価値観が合わないんだな」などと相手の表面的部分の解釈で終わってしまっていました。
私は数年前から仲間と読書会をしているのですが以前、「現実はいつも対話から生まれる」という本で読書会をしました。
この本は社会構成主義についてわかりやすく書かれている本なのですが、社会構成主義において現実とは、簡単に言うとそこにいる人々が「そうだ」と同意して初めて存在するものとなるそうです。言い換えると自分が真実だと思っているものも相手にとって真実であるとは限らない。これを読んだ時に非常に衝撃を受けました。
ずっと「こちらの意見は正しいのにわかってもらえない」と思っていた事は、そもそも相手からは正しいものではない、「正しい」という真実はそこにはなかったのです。
その時に大事なポイントはなぜ相手がそのような考えに至っているのかという事。「正しい」というこちらからの一方的な視点ではなく、相手の意見はどのような背景から来ることなのか、どんな事情があるのか、完全にわかることは無理でもそれを想像してみること。その想像ができることによって、対立から対話になり、対話することでより多角的な解釈や理解を生み出し、新たな価値の創造につながる。
この本のおかげで自分からの視点だけでなく、相手の視点で考えること、多面的な視点で考えることの大事さを学び、それ以降仕事だけでなくあらゆる場面で心がけたいなと思っています。
「現実はいつも対話から生まれる」気になった方は読んでみてください!
最後に
仕事というのは基本的に他者と関わることがとても多いものだと思います。言い換えると仕事とは自分と他者との相互作用。であるがゆえに、自分の意見をしっかり持つことと他者を想像すること、これがとても大事だと思います。
まだまだつい自分の考えに固執したり、何も考えずに他人に委ねたり(それが悪いことではないと思ういますが)してしまうことがよくあるので、今日お話した2つの点はこれからもポリシーと呼べるようになるまで日々心がけていきたいなと思います!
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