見出し画像

人との出逢いから自分を知る

昨日は、昨年の11月からオープン施設から、一緒に働いているスタッフさんや、新規で応援ナースとして入ってこられたスタッフさんとの
お疲れ様会を行った。
雨風がひどくなると言われている状況なのに、8人のスタッフさんが参加してくださった。

昨日のTさんに続き、今日はOさんについて感謝していることがある。
Oさんは施設の30歳後半の常勤看護師さん。富山県から来られている。
彼女もまた静岡県をとても愛してくださっていて、地元民でも知らないお店をよく知っていて良く出かけている。
仕事がお休みの時は、可能な限り静岡県を満喫しようと楽しんで過ごされている。

30歳後半というとベテラン看護師さん。
その通りにOさんはいつも率先してナースコールに出て対応し、ご高齢の利用者さんの細かいところまで観察を行い、きちんと業務の管理を行っている。

これまで急性期や救急外来で長年働いてこられたOさん。
ところが、今の施設はがんや難病疾患、脊椎損傷の利用者さんたちが生活する有料高齢者施設。救命というよりは、人生最期の残された時間過ごしていく方、思いがけずに不慮の事故に遭われた60~70歳台の利用者さんや
難病という病気の進行に伴い自分の力で自分のこと(ケアなど)が困難となってしまわれた利用者さんたちが自宅では生活困難とのことで、施設に入られいている。

わたしはそのような利用者さん達と関わることで大事にしていることは、病状もさることながら、一番はこころのケア、癒し、その人の辛い心情に向き合い、分かってあげるよき理解者となること、こころに寄り添うことが一番必要なことと感じている。

そのことを、
Oさんは身近で観ていてくださり、よく私へのことぐすり(言薬)の言葉をかけてくださっていた。

彼女の言葉で色んなことに救われてきた。
自分の過去に傷ついてきた事柄を、彼女の言薬から、ことぐすりで癒して手放すことが出来た。

私の大事にしていること、大切にしていることを理解してくださり、いいと言って下さる言葉に、少しづつ自分を取り戻すことも出来た。
そして、自分のやりたい仕事をもう一度再確認させてくださった方の一人でもあったのだ。
がん看護や、看取りケアについて、大切にしていることをoさんに話すと、いつも真剣な目で私の話を聴いて肯定してくださっていた。

拙い私の考えや言葉を真剣に聞いてくださっていたOさん。
緩和ケアはセンスが必要と言われたことがあるが、Oさんは間違いなくセンスのある人と感じている。
利用者さんたちに起きている現象を、自分ことのように感じることができる思いやりのある情熱のある人なのである。

急性期や救急も、看護において一番の根っこの土台ではターミナルケア・看取りケアはとても近い紙一重くらいの近い概念と感じる。

共通点は、一瞬にして人の生死にかかわるところ、
そして、家族ケアをも大切にしなくてはならない現場でもあるからだ。

oさんは
そのことも共感して下さったのだ。

本当にありがとうございます。
こころから感謝します。

いつもありがとう

Oさんとの出逢いから自分の成長や気づき、ことぐすりとなった。


よろしければサポートお願いいます!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。