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月のお話

こんにちは。
西洋占星術師×ライターのヨコギです。

今回は占星術の世界ではとてもキーポイントとなる【月】について、お話をしていきたいと思います。

見えない力が働いている

占いについて懐疑的な思いをもつ方は少なからずいるでしょう。
たしかに基礎的な知識がなければ「なにやら怪しい力を使用しているのではないだろうか」と、疑う気持ちもわからなくありません。

『霊感タロット』や『前世鑑定』のようなものは別ですが、占星術は統計的な学問の一種です。

不思議なのは宇宙の存在やいま自分が住んでいる地球、そして空に浮かぶ天体の存在です。
天体は少なからず、私たち人間になんらかの影響を与えています。

一番わかりやすいのは太陽ですね。
私たちは太陽の光や熱によって生かされています。
この現象は不思議で説明できないけれど、私たちが自然と受け入れている事実でもあります。

月の力

では今日のテーマである月はどうでしょうか?
月の作用で幅広く認識されているのは潮汐(ちょうせき)です。
俗にいう「潮の満ち引き」ですね。

これは月の引力によって海洋が引っ張られて起こる自然現象です。
約14億立方kmもの海水を、月は引力によってもち上げているわけです。

一般的な感覚で考えても、膨大なエネルギーが作用していることがわかるはずです。

そして水といえば、私たち人間も"約60%の水分"で構成されています。
重い海水をもち上げる月のエネルギーが、半分以上水分でできている人間になにも影響しないわけがありません。

新月や満月の際には潮汐力が大きくなりますが、占星術においても新月と満月は私たちに影響をもたらす配置とされています。

視覚情報としての影響

月は満月、半月、三日月などと、日々形を変えながら空に現れます。
遠くで一点の光だけが見える星とは違い、私たちは形で月を認識しているわけです。

赤色をみれば興奮したり青色をみれば冷静になったりするように、月もまた視覚情報として私たちの感情や心理面に影響を与えます。

たとえば「百人一首」では月をテーマに詠った句が12首あるようです。
いまも昔も変わらずに、月は私たちの感情をゆれ動かしてきたのでしょう。

そしてそれは世界中どこにいても同じように映ります。
満月の日は、日本にいてもブラジルにいても満月です。

赤色をみて興奮するように、世界中の人が満月や新月による影響を受けるのです。
そしてそこには集合意識が生まれす。
私たちの感情が示しあわせたかのように、月とともに変化していくのです。

Xでは日々、月の動きから注意すべきポイントを発信しています。
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