クレンジングが一番難しい

こんにちは、ピオニアルビューティーのかすみです。
今回は改めて、クレンジングの役割についてお伝えします。

個人的には、クレンジングはスキンケアの中で一番大切で、一番難しいです。汚れが残っていても肌に良くないし、落とし過ぎも良くない。個人のメイク、肌質(皮脂量）等に合わせたクレンジングアイテムを見つけるのは本当に至難の業だと思います。

クレンジングは色々な種類がありますが、オイルや、ジェル、ミルク、バーム、クリームはすべて油性成分と界面活性剤の組み合わせでできています。

クレンジングの仕組みは簡単に言うと２つ。

油性成分での汚れ浮かせ： クレンジング剤には通常、油性成分が含まれています。例えば、オイルクレンジングやクリーム状のクレンジングがこれに該当します。これらの油性成分は、メイクアップや皮脂、汚れといった油分に親和性があり、これらの汚れを浮かせ、クレンジング剤に包み込みます。

界面活性剤での洗い流し： 次に、水でクレンジング剤を洗い流す際に、界面活性剤が役立ちます。界面活性剤は油と水を親和性のある形にし、油と水を混ぜ合わせる働きがあります。油性成分で包まれた汚れが水と共に洗い流されます。

次に、クレンジングはどんな役割があるのかですが、主に５つの役割があります。

1. メイクアップの除去

クレンジングの主要な役割の一つは、メイクアップを落とすことです。メイクアップをきちんと落とすことで、毛穴の詰まりを防ぎ、肌の透明感を引き出します。

2. 皮脂のコントロール

適切なクレンジングは、余分な皮脂を取り除き、肌の脂分バランスを整える役割があります。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物の原因となるので、適切なクレンジングで清潔な肌を保つようにします。

3. 毛穴の詰まりと角栓の予防

クレンジングが不十分だと、毛穴が詰まりやすくなります。これが原因で角栓や黒ずみが発生し、肌のざらつきやくすみの要因となります。クレンジングを通して毛穴を清潔に保つことで、これらのトラブルを予防できます。

4. 外部環境からの保護

クレンジングは、外部からの微小な汚染物質や大気中の汚染物質から肌を守る役割も果たしています。肌についた汚物質は肌トラブルの原因になります。肌に蓄積される微粒子や汚れをしっかり洗い流すことで肌荒れを予防します。

5. 肌の新陳代謝の促進

正しいクレンジングは、肌の新陳代謝を促進し、古い角質を効果的に除去します。これにより、肌が柔らかくなり、透明感が増します。クレンジングを欠かさず行うことで、肌が健康的に輝くことが期待できます。

ライトメイクなのに、しっかりメイク用のクレンジングを使用すると、乾燥につながるし、しっかりメイクなのに優しいクレンジングを使用すると、残ったメイクによって肌荒れを起こしてしまいます。このメイクにはこのクレンジング！と一言でオススメできないのは歯がゆいのですが、やっぱりご自身の肌で試してみるのが一番です。

同じようなメイクアップをしている人が使用しているアイテムを参考にするのも一案です。

もし、肌の調子がずっと良くないと感じている方は、クレンジングアイテムを見直してみるのも大切です。

あとは、使用量。どのクレンジングでも量が少ないと摩擦の原因になるので、気持ち１，2プッシュ多く使用するのがオススメです。化粧水をたっぷり使うような感じで、クレンジングも贅沢に使ってあげてください。

スペシャルなパックや、高級美容液を使う前に、その予算をクレンジングに使ってみてください。

時々のスペシャルケアより、毎日のスキンケアを見直してみてくださいね。