1週間の振り返り(5/29~6/4)

○ざっくり振り返り

5月29日の土曜日に行われた、大学トライアスロン部のOB会を始めとして、充実した1週間を過ごせたように思う。
同日の朝には、同じくOBの先輩方とランニング練習会で走れたのも嬉しかった。

仕事の面でもやる時はやる一方で、土日の休みに加えて今日は有給をもらったこともあり、メリハリのある日々を過ごせた。

ところで、ランニングをせずに自転車の練習だけしていた時は、出張でそれができない時はかなりストレスになっていた。
しかし、今はランニングもやっているので、出張中はランだけ練習すればいいと、いい意味で開き直ることができるようになった。

読書法においても自分なりの発見があり、仕事の面でも趣味の面でも満足のいく1週間だった。

○読んだ本・観たものなど

ソクラテスの弁明

言わずとしれた、古典の名著。

善く生きるとはどういうことか?
無知の知とはどういうことか?
なぜ死を前にしながらにしても、冷静でいられたのか?

上記のような論点に対しての、ソクラテスの高潔な考え方を垣間見ることができた。
(ただし、あくまでもプラトンの著作であり、ソクラテス本人の弁そのものではない点では、割り引いて読む必要はあるかもしれない。)

二千年以上も前に唱えられた「善く生きる」ことの大切さを疑う人は、少ないのではないかと思う。
それでも、それがどういった生き方なのか?
今、できることは何か?やるべきことは何か?
普遍的な善く生きる術があるのか?それとも、個別的に追求するべきものなのか?
それらの、本質的に思われる問いに対して、真摯に向き合っている人はこの世の中において、どのぐらいいるのだろうか?

いや、違うな。
他の人がどうのこうのということは問題ではない。
私自身が、これらの問いとどれだけシリアスに向き合えたのかということが、決定的に重要なのだろう。
その問いに対して、考えているふりをしながらも、ずっと先送りしてきた自身への恥に似た感情を覚えてしまったな。。。

ところで、私が読んだ本は「嫌われる勇気」の著者でおなじみの岸見一郎さんの解説が挿入されていたものだ。
これがまた非常に丁寧な解説が加えられえていて、ソクラテスが訴えられた理由や背景についてはもちろん、関係者の人物解説や当時のアテナイの時代背景などについても詳しく解説されている。
こういったことは、ギリシア史として知っておくべきことも多いのだろうけれども、私が無知であるが故に、全てが全てとても新鮮な知識で心が踊った。

古典を読む際の大きなハードルの1つは、その時代背景がよく分からないというものだろう。
その点においては、時代背景の解説が丁寧なこの本は、古典を読みたいけれども世界史には疎いという人にはもってこいではないだろうか。

還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

ターゲットは、一応は還暦以上の方なのかも知れないけれども、年齢を問わずに興味深く読める内容。

出口治明さんの本は何冊か読んでいるが、ちょっと安心したのは、引用される鉄板エピソードに重複があること。
私はそういったエピソードはなぜか毎回変えるべきだと考えていたのだが、よくよく考えてみたら、刺さるエピソードは何回使っても刺さる武器になるはずだ。
同じ人に対しては、あまり同じ話はしないつもりだけど、その場合ですらたまには被ったしてもいいよね(笑)。
1万冊以上も本を読んでいる方ですらそうなのだから、少しホッとしたのでした。

それにしても、「今が人生で一番若い」という考え方は、とても素敵だよね。

○次の1週間など

住環境を変えよう・・・といっても部屋の中を変える程度だけど、本棚をポチったので、来るのが楽しみだ。
逆に、部屋やキッチンに不要な、プロジェクター・低温調理器・圧力鍋・ブルーレイプレイヤーなどを処分する予定。
取り敢えずは、メルカリで処分ですかね。

6月は後半までは出張もないので、今のうちに沢山本を読んでおきたいところ。

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