1週間の振り返り(7/18~7/24)

久しぶりの投稿。
書きたくなったので再開。
精神的な重しになっていたコンクリート構造診断士の試験が終わったので、気持ちも晴れ晴れとして書くことができるようになった。

そのテストの出来不出来はさておき、今回のテストまでの過程を通じて、「向き合いたくない現実がある時に平常心を保つためには、どうすればいいか」という課題が、改めて浮かび上がってきた。

私はテスト勉強が大の苦手である。
そうは言っても、今回のように会社に課されてテストを受けなければいけないことはこれからも続くだろう。
そんなわけで、そういった時でもハッピーな毎日を送るための方法論を確立させたい。

取り敢えず、結果ではなくプロセスに目を向けるようにしようと考えている。
今回の結果はどうであろうが、コンクリートに関しての知識が増えたことは、自分にとっては大きなプラスになったはずである。

また、私がなりたいのは「コンクリートのプロとして、点検や診断ができる人間」であって、コンクリート構造診断士そのものではない。
そういった意味では、テスト勉強は無駄ではなかったはずだ。

○最近読んだ本、観たもの

・隷従への道

ハイエクの著書。
10年以上前に読んだことがあったが、ハイエクについてしっかりと学びたいと思い、またここからスタートすることにした。

ハイエクはフリードマンと同じような考えを持っていた印象があったが、よくよく読んでみると随分と異なっている。
フリードマンは人間の合理性を前提として論理を構成しているけど、一方でハイエクにとっては人間は不合理な存在であり、だからこそ国家の計画主義に対しては批判的な態度をとっている。

昨今の政治を見ていても息苦しさしか感じないので、自分なりに軸となる価値観を構成するためにも、法哲学を少しずつ学んでいこうと思う。

・ゼロ秒思考

この本は、思考力を身につけるための方法論が書かれているものである。
その方法というのは、A4の紙に1行あたり20文字から30文字程度で5行前後書くというもの。
ポイントは、思いついたままに1分以内で書くということだ。
そして、1日10枚程度を書くことが一つの目安とのこと。

思考力の強化を目的とした本は、大抵は論理的な思考力向上を狙った内容だが、これはむしろ直感的な思考力の向上を図るための本だと感じた。
そういった意味ではユニークで面白い。

また、思考を書き出すという意味ではアウトプットではあるものの、他人に見せるものではなくて、あくまでも自分だけが見るためのアウトプットである。
アウトプットというと、自分の考えを他者に伝えるものだという風に捉えていたが、自分で自分の思考を見れるようにすることにも意味があることを知れたのは、大きな発見だった。

実際にここ1週間ほど実践しているが、頭の中でとっ散らかった考えがまとまっていく感覚がある。
更には、A4の紙にバーッと頭の中を吐き出すのは気持ちがいいことだとも知ることができた。
簡単に実践できる方法論で、人によってはフィットするかも知れないので、読む価値あるかも知れない。

○次の1週間など

ゼロ秒思考を実践していることで、自分が学びたいカテゴリーがはっきりしてきた。
ざっくり書くと、歴史、哲学、経済学、自然科学、英語、業務上必要な知識である。

もう少し詳しく書くと、歴史は特にローマ史と大航海時代以降のヨーロッパ史とインド史、哲学は現代の政治を考える上でリバタリアニズムを中心に、経済学は比較制度分析と必要な範囲でゲーム理論など。
自然科学は取り敢えずは高校レベルを再度学習して、その後改めてやることを決めていこうと思っている。
業務上必要な知識は、来年受けることになるコンクリート診断士の試験勉強をちょこちょこやりながら身につけていくつもり。

それと、友達のおかげでアートに興味を持ったので、それについても学んでいきたい。
ただし、アートの知識を身に着けたいのではなくて、自分でアートを描くことへの興味である。
早めにスタートしようと思う。

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