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Vimをおすすめする理由

自分はここ最近はずっとVimでコーディングしています。

JetBeansやVSCodeに代表されるIDEが大変優れた機能を持っているのは知っていますし、それらよりVimが優れているという話ではありません。

IDEを使いこなしつつもVimを覚えておいたほうがいい理由をぽつぽつ挙げていきます。

emacs派?小指の筋トレでもしてろよ。


CUIで動く

プログラムを書く上で切っても切り離せないのがターミナル操作です。

あなたの職場がクールでパーフェクトな開発&デプロイ環境を備えているなら別として、ローカルでコマンドを叩いたり、サーバにSSHログインする機会はしばしばあります。

ターミナル上でちょっとファイルを弄りたいと思った場合にターミナルで完結することができます。


コマンドが非常に強力

Vimは通常コマンドモードで、”i”でインサートモードに入り編集します。

このコマンドが非常に協力で、一度身につけてしまうと他のエディタが貧弱に感じされます。

自分が特に強力だなと思ったコマンドを記載します。

s/xxx/yyy/   正規表現xxxをyyyに置換する
D        カーソルから行末まで切り取り
U        選択範囲をすべて大文字にする
dG       カーソルからファイル末尾まで切り取り
yG       カーソルからファイル末尾までコピー
y10y      カーソルから10行切り取り
d10d      カーソルから10行コピー
=        選択範囲をオートインデント
<       選択範囲のインデントを浅くする
>       選択範囲のインデントを深くする
!        外部コマンド実行

はじめから全てのコマンドを覚える必要はありません。

しかし噛めば噛むほど味が出てくる。それがVimなのです。


ユーザが多い

つまり資料が多いということです。

Qiitaの記事だけでも以下の差があります。(2019-03-24現在)

Vim     3449記事
Emacs    1843記事
VSCode   1399記事
Eclipse    1248記事

コマンドがわからなくてもググれば意外となんとかなるもの。

今まで知らなかったクールなコマンドと出会うこともあります。


Vim以外でも操作が使える

最近のIDEはだいたいプラグイン機能が搭載されて、独自に機能を拡張することができます。

そしてキー操作をVim化するプラグインがほぼ確実に存在します。

Vimの操作は慣れるまで少し時間がかかりますが、そこで得たスキルは無駄にはなりません。

他のIDEでの開発においても威力を発揮するのです。


小指を痛めない

Emacsの悪口じゃないです。

他のエディタでもコピーやカットを始めとする基本操作はCtrlキーやシフトキーと組み合わせて使用するので小指が大忙しです。(ちなみに筆者のキータイプ力は貧弱なので小指ではなく薬指がやられます)

しかしVimはコマンドでそれらを操作するので意外と負荷が分散します。

・・・ただし代わりにESCキーが大変良く使われます。


Viもそこそこ使えるようになる

VimはViの強化版です。なのでVimの操作の一部はViでも使えます。

ViはLinux系OSに標準で入っていることが多いです。

組み込みデバイスなんかでは唯一のエディタだったりするので他に選択肢がありません。(組み込みデバイス内で編集なんてするなと言う話ですが)

レガシーだったり限られた環境で操作するときにVimの経験が生きます。


まとめ

・ 高機能
・ 様々なシーン使える
・ 小指に優しい

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