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下の親知らずを抜いてきたレポ

こんにちは、かしはらです。
昨日投稿した記事の最後にも少し書いたアレ。
親知らず(下)を抜いてきました。
今現在術後2時間ほど経ちました。麻酔も切れかけてきて痛すぎて死にそうです。
なぜ親知らずを抜くことになったのか、振り返りながらレポしてこうと思います。

●謎の歯痛出現とトラウマ

それは遡ること約1年前。
仕事中、急に歯が痛くなった。
今までもたまーに痛む(知覚過敏かな??)ことはあっても、割と泣きそうなくらい痛み出した。ズキンズキンみたいな。
とりあえず仕事が終わり、家に帰ってからへとへとな状態で持ってたロキソニンを飲むと少し落ち着いた。
痛みのあった部位は右下の奥歯らへん。たまーに腫れてるなぁと思ってはいたものの、こんなに痛むと思わなかった。
それ以降も痛みが出てくる頻度が増えてきて、なんなら痛み止めもだんだん効かなくなってきた。
仕事にもやや支障をきたしはじめ、ここで私は決意する。

「無理、歯医者行く」

と。

そもそも私は小さい頃から歯医者は嫌いだった人間である。そもそも歯医者好きな人、いる?(歯医者さんごめんなさい)
歯並びは悪いし、小学生の頃には「顎がズレてるから噛み合わせが悪くなってる。医大で手術した方ええで」と言われたことが結構トラウマになっていた。
医大で手術よ??怖いやん!!!
手術は気になったらやったほうがいいけど、しなくても日常生活には支障ないよと言われてたので、そのまま手術をせず放置。
なんなら10年以上歯医者に行かなかった。
奇跡的に虫歯はなかったからである。

だが、ここまで歯が痛むなら行くしかない。
一応家から出て1分のところに歯医者はあったものの、古い&設備大丈夫か的な心配もあり、家から少し離れた、最寄り駅近くのデンタルクリニックを予約した。
これは小さい頃のかかりつけ医(めっちゃ仲良い)のアドバイスに従ってだった。病院選ぶときは極力新しい、若い先生がいるところがいいよ、と。
おじいちゃん先生でもいいはいいけれど、知識が止まってしまってる可能性もあるから、あまりおすすめしないよ、と。
実際親戚が、おじいちゃん先生のやってる医院で治らなかったのが、新しい医院にセカンドオピニオンにかかったらあっさり治ったという前例もあったからだ。

休憩中に予約した。明日朝イチに行こう。
そして痛みに耐えながら業務をこなしたのだった。


●Welcome to MUSHIBA

翌日、意を決して予約したデンタルクリニックに向かう。
初診だったため、レントゲンやらCTやらも取って、お医者さんと歯科衛生士さんに歯を見てもらった。
一通り見てもらって、美人な先生が言う。

「上の歯に虫歯ありますね、多分痛む原因これです」

あれ??私痛いの下の歯なんですけど??
と思ったが、具体的にどの歯が痛いのかは自分でもわからず。
これに関しては「歯痛錯誤」と言うもので、要するに、歯の神経が炎症を起こして、痛みの範囲が広がって感じる(放散性)から、上の歯が原因なのに下の歯が痛いと感じてしまうんだそうな。なるほど。
もうその場で虫歯の神経を抜いてもらって、3ヶ月ほど虫歯の治療をすることになりました。麻酔もされてたから全然痛くなくて拍子抜けした。
だが、この時点で予告はされていたのです。

「親知らずが悪さして虫歯ができてるっぽいので、抜いた方いいと思います」

と。


●ついに抜く日が来た(上の歯)

途中で担当の先生が、美人先生からお坊さん先生に変わりました(私の休みと美人先生のシフトが合わなかったため)。
そして虫歯の治療が一通り終わった後、お坊さん先生から「そろそろ抜いとく?」と抜歯を勧められる。
ちなみに私の周りで親知らず抜歯した人は結構いたものの、みんな腫れるだの痛いだの言うんだもんよ。怖くなるって。
えへへへへ…と濁しながら返事をすると、とりあえずしばらく定期的にスケーリングしてから考えましょうと猶予をいただきました。とりあえず抜くなら歯肉の腫れをとってからにしようと。
だんだん心境的にも「いずれ抜くんだったら早い方がいいよな〜」と思いはじめ、スケーリング終わった後に「親知らず抜きますわ」と抜く意思を伝えた。

虫歯治療が始まってからおよそ半年後。
とりあえず簡単な上の歯から抜きましょうと言われ、左上の親知らずをまず1本抜きました。
上の歯たちは斜めに生えてたので、歯肉を切開する必要はなかったのだ。
麻酔の注射は痛かったものの、ぶっちゃけ耐えれるレベル。
「麻酔効いてるかチェックするね〜」
と歯をトントンされているうちに、なんかカポって取れる感覚があった直後、「抜けたよ〜」と。
早くない!?てか予告なしかい!!!
と思ったものの、コロンと転がっている抜けてしまった歯をみて、「おま…本当に埋まってたんだな…」と感慨に耽ってしまった。
そのあと痛み止めと抗生剤をもらって帰宅。そこまで痛くなることなく、かさぶた気持ち悪いな〜ってのも1週間くらいで消えた。

1ヶ月後、傷口の様子を見るためにクリニックにいくと、衛生士さんも先生も驚くぐらいに綺麗に塞がってたらしい。
「こんなにきれいに塞がってるとは思わなかった!!治り早いね!!」
と、先生にもお墨付きをもらった。これが2本目も抜いてしまおうと思えた自信に繋がったのは言うまでもない。

2本目は抜いたタイミングがちょうどワクチン接種後だったのもあって、痛みは多少ありました。といってもそこまででもなく、こちらも綺麗に塞がってた模様。
そして問題の下の歯。こちらはどちらも真横に生えてると言う最悪なパターン。左下が少し顔が出てるから、こっちから抜きましょうと言われ、次回の予約を取って終わった。


●周りも何故か親知らずを抜き始める

ちなみに親知らず抜くこと、職場の人にも話してました。(ビビりながら)そしたらリーダーも「ついこないだ俺も抜いてきた!!!あそこの医大いいよ!!」と超絶笑顔で言われました。
後輩も「えーかしはらさん抜いたんだったら私も抜こうかな」とどうやら前向きに考えたり、パートさんも「あと一本残ったままだから抜いちゃおうかな」といってたりと、何故か親知らず抜きブームがきてた。なぜや。



●かしはら、下の親知らずを抜く。

そして夜勤明け。半ばビクつきながらクリニックに向かう。
CTを撮ったあと、処置室に案内され、先生が神経を確認している間に衛生士さんから「そっか…下の歯抜くんですね……」と半ば同情されてる感じに言われる。
いやいや、抜く前でこっちも怖いんだから怖がらせないでよ〜!!と思ったのは言うまでもない。

しばらくすると先生がきて、とりあえず神経に触れる可能性は低そうだから抜いてみますと言われる。そして「絶対腫れるから覚悟はしててね」と。
ええ、それを覚悟した上できたんだってば。

麻酔を打たれて、「歯肉切ってくよ〜」と言われ、本格的に抜歯が始まる。
切る前に先生が「なんで親知らずって生えてくるんだろうね、結局抜くのにさ」ってぼやいたのを私は聞き逃さなかった。今言うなって。笑いそうになるやん。

歯が削られたり引っ張られたりする感じはあるものの痛みはそこまででもなかった。はずだった。
始まって30分後くらいからなんか奥の骨の方でなんだかじわーっと痛いなーって感覚がきた。しかも口が震える。
時折休憩を挟みながら、歯の冠部分が取れた。
でもそこからなんか不穏な空気が漂い始める。
「なかなか取れないからもうちょっと切らないとだめだね」
「ちょっと難しいからアレ取ってきて」
「あーー結構埋まっちゃってるな」
そんな先生と歯科衛生士さんの会話を聞きながら、必死で口を開ける。開けっ放しで疲れてきてめっちゃ口震えるし、なんなら痛み結構出てきたし、なんか腫れてる感じもするし、アレ??これはもしかして術後痛みで死ぬパターンか??と嫌な予感が止まらない。

およそ1時間ほどかけて、なんとか抜歯し、切開したところを縫ってもらって終わりました。
直後から強烈に痛みがきて、顔死んでた。
あっ、これすぐ痛み止め飲まないと死ぬやつや。と。
「歯、みますか?」と言われ、見てみた。見るも無惨に砕かれた親知らず(下)がそこにいた。これ、もう一本もやらなきゃだめ…?と心が折れそうになった。
そんな私の思いを汲み取ったのか、衛生士さんから、「次の歯抜きたい時はすぐじゃなくても、いつでもいいですからね」と言われた。多分すぐは無理。死ぬ。

2週間後に抜糸の予約を入れ、その前にもなにか異変があったらすぐ来てくださいと言われ、処方箋をもらって終了。
ちなみに治療費は8,400円くらいだった。高いな!?でも手術だからか。切開の縫合もしたもんな。CTも撮ったしな。そしたらしょうがない。
(上の親知らずの時は3〜4,000円くらいだった気がする)

そのまま薬局により、痛み止めと抗生剤を貰って帰路に着く。道中、痛みに意識がいきすぎて、「はよ薬飲みたい…麻酔まだ効いてもこんなに痛いんか…」と半泣きだった。
本当は、ちょうどタワレコで取り寄せしてたもの(SJの15周年記念のフォトブック)が届いたらしいから受け取ってからかーえろ、と気軽に考えてた。もちろんそんな余裕なかった。無理無理。抜歯前の自分をぶん殴りたい。

そのまますぐに帰宅後、抗生剤と痛み止めを飲んで、半泣きしながらnoteを書いてました。
まだ、麻酔が効いてるのか口がうまく開かないけれど、痛み止めが効いてきて痛みはだいぶ良くなりました。

とりあえず明日休みでよかった。
次回、下の親知らず(右・完全に埋まってる)を抜いてきたレポ、やるかもしれません。

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