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10泊11日くらい山中テント泊すると「実は身体はアウトドアに慣れる」と気づく

僕は学生時代に南アルプスの北岳から光岳を10泊(停滞含む)、北アルプスの槍ヶ岳から五竜岳も10泊(停滞含む)をかけて歩いたことがある。

当然毎日テント泊であり、まあいわゆるキャンプである。もちろん食糧も全部自分たちで背負っている。

だいたい初日から二日目がしんどい。三日目くらいから不思議なことに身体が慣れてくる。毎朝3時起きで18時寝の起床と睡眠のサイクル、ご飯の貧相さや、排便のリズム、そして標高への順応。身体がそれらに慣れるのだ。

快適なキャンプ場のキャンプじゃないので、いつもテントの下はボコボコで傾斜があるし、五人でぎゅうぎゅうで寝る。お世辞にも寝心地が良いとは言えない。

短期間で体力がつくわけではないが、体も軽くなってる。もちろん食料が減るので荷物が減ったからというのもあるが、なんというか気合の入り方が変わってくる。特に北アルプスのときは11日間で9日は雨だったので最初は絶望を感じていたが、だんだん慣れた。人間の順応には驚かされる。

住環境の過酷さ自体は昔の人の寿命と関係ない気がするし、必要な栄養と睡眠があれば人は順応してそれなりに過ごせる。疲弊してしまうのならそれは単に都会の文明に飼い慣らされすぎただけで、もう少し鍛えた方がいいと思うわけである。

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