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2022年9月期第3四半期補足決算説明

再度見舞われたコロナ拡大に伴い、多くの感染者で会社体制の再構築に戸惑いがあったこの3Qでした。
テレワークを徐々に解除し、再度体制構築を進めていた矢先に、再度テレワーク率の拡大を踏み切りました。
この3年を振り返ると、新卒採用の人数を倍々で増やしていき、テレビCMのタイミングとYoYで最大採用人数を採用した年は、非常に辛い1年を過ごしたことを思い出します。
以降継続して採用人数を増やし続け、4月には過去最大約40名の新卒社員を迎え入れ、新卒達は翌年の戦力になってくれることを期待し育成を開始させました。

グラフ20220815


青いグラフは過去の新卒採用人数の推移です。
同時に中途社員も増やしていますが、この3年は新卒を増やし中途を減らしていることから採用合計人数は横ばいです。
ただこの3年間は急激に採用人数を増やしておりますが、毎年この3Qを底に利益は積み上がって行っているのが理解頂けると思います。
これからも採用及び育成を通じて、受注を増やしていけるようしっかり体制強化に努めていきたいと思っております。
※直近2年間はTVCMを実施した広告宣伝費の増加分を差し引いていただければ黒字化に向けた体質であることがご理解いただけると思います。
また利益率に関しては急激に増やし続けている人件費の増加をある程度抑えるていけば利益率は改善されていきます。「抑える」というより、この採用人数でもこなせる売上に早くなっていけば、おのずと営業利益率は改善されていくと考えています。その為に今は増員を優先し、売上の拡大を進めています。

通年4月に多くの新卒社員を迎え入れることから、人件費が一気に増加する3Qということはご理解頂けていると認識しております。
当社の計画における計算根拠は、「3Qを耐えしのげる人数の採用」を心掛けています。

3Qハイタイト


ですので、3Qの結果は計画通り耐えしのいだ。という結果になります。
前回も少しお話させていただきましたが、何故2Qで営業利益が積み重なっているのに上方修正しなかったのか?は、説明した通り3Qの横ばいが計画していたからになります。

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上記を見ていただければわかる通り、2Qから3Qにかけて新卒を中心とした人件費が6,000万円増加しています。
逆を返せば、新卒採用をやめて、中途採用のみに切り替えれば、利益が増加することもご理解いただけると思います。
現在における当社の営業利益における月次パフォーマンスは2,000万円前後です。
もう一つ昨年M&Aしました、株式会社DXクラウド社におけるPPA(取得原価配分)による、のれん確定処理をいたしました結果、約800万円(9カ月分)の影響が出ました。
正直こののれん確定処理の金額は想定外でした。すいません。

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このPPA(取得原価配分)による、のれん確定処理の影響が約800万円(9か月分)、人件費増加分Qで6,000万円の合計約6,800万円が3Qにのしかかってきましたが、どうにか皆の頑張りで、Qマイナスに転じることなく、こなすことができたという嬉しいご報告になります。できるだけタラレバは避けたいと思いますが、要因分析としてご報告申します。
昨年も同様に通例で4Qは営業利益を積み増してしています。
3Qより若干R&Dセンターの開設などで原価が増えていきますが、こなしていける範囲と考えています。

昨年の4Q


※上記画像は2021年9月期4Qの概要です。
ただ多くの採用を進めていることで、営業利益率は抑え気味であることは理解しております。
皆様の期待に応えられていないことも理解しておりますが、今後採用人数の割合が徐々に低下してくことで、営業利益率は確実に上がっていきます。
4月に発表させていただきました、グループ全体でSaaS MRRは1億円を突破しております。

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※ナレッジスイートグループSaaS MRRが1億円を突破しました。
良い調子でSaaS MRRは積み上がってきています。
期待と不安が交差する結果としては、ARPA(顧客単価)は上昇しています。決して安売りをしていることもなく、単価を上げていきながらNew MRRを増やしていることをご理解いただければ幸いです。

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何故できているのかは、グループが提供するSaaSとのクロスセルによる効果が出ています。一時期、NewMRRが低下しているように見える月がありましたが、グループ会社が提供するSaaS販売を進めており、凸凹が発生しております。
特に100%子会社のネットビジネスサポート社が提供する、ぱぱっとクラウドなど、KnowlegeSuite(ナレッジスイート)との親和性も高く、営業データとのセット販売を進めております。

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月次KPIにはグループ会社が提供するSaaSの進捗は見えませんが、着実に成果を上げてきておりますのでご期待いただければ。
しかし残念な結果もありました。3Qのチャーンレートが大幅に上昇しました。気を引き締めカスタマーサクセス活動を強化していきます。

4Qもしっかりサブスクリプションを積み上げ売上規模50億円に向けて進めていきます。

私は現在来期に向けた取り組みを進めております。
今期は飯岡をはじめ役員が一丸となり前に進めています。
気持ち的には「もっと行ける!もっと受注が伸びる!」と思っているのですが、環境の急激な変化もあり、なかなか思うようにも行かず・・・。
年内でグループSaaS導入企業数(稼働契約数)3,000社を突破したい。

今私しかできないことをしっかり進めています。これから更にDXの花を咲かせていきたいと思っておりますのでご期待ください。

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