Profoto A2とGodox AD100Proを比べてみた
お久しぶりです
久々の投稿となりました。実は昨年4月に浜松から関東へ異動になり、横浜に引っ越してきました。撮影会で関東圏には良く来ていたので移動費が10分の1になりました(笑)。
さて、今回はProfotoとGodoxの比較です。
Profotoは名前の通りプロカメラマン向けの高級ライティング器材メーカー。
Godoxは貧乏カメラマンには有りがたい、そこそこの性能で安価な器材メーカー。
かつてはProfotoが発売した製品をパkじゃないw、参考にした製品を出していたGodox。例えばAシリーズに対するV1、Cシリーズに対するR1等。Profotoのは高いけど、(見た目が)同じ様な製品がGodoxから出たからGodoxの方を買おう、と思った人も多いはず。
ところが、ついに逆パターンが起きました。GodoxのAD100Proに対抗してProfotoも「缶ジュースとほぼ同じ大きさ」を謳い文句にしたA2を発売。おお、ついにProfotoもパkじゃない、真似したか! と思ったカメラマンは多かったと思われます。
入手に至った経緯は省略しますが、物欲が抑えきれず僕もA2を購入しました(笑)。既にAD100Proも持っていたのでA2と色々と比較してみました。
なお、サイズや重さは各製品の仕様を基にしています。
仕様の比較
まずはサイズの比較。長さはA2の方が少し長いです。
直径もA2の方がひと回り大きいです。
A2の方が直径は大きいですが、発光面だけをみるとAD100Proの方が大きいんですね。また、AD100Proのレンズが若干黄色っぽいのが気になります。これについては仕様変更がかかったようで、今買うと少しピンクっぽいレンズになっているそうです(仕様変更後の物かは必ず購入時にご確認下さい)。
では重さを比較してみましょう。
手持ちのはかりで計測した結果、A2は約612g。AD100Proは約539g。
※いずれもバッテリ込み
AD100Proはズーム機能もあってこの軽さですから、改めて驚きました。
次は操作画面。
A2は至ってシンプル。AD100Proは一般的なフラッシュに近い構成です。
Profotoはこのシンプルさも良さのひとつ。マニュアルを見なくても何となく使えてしまうくらい扱いやすいですね。
次は底の部分。
ライトスタンド等を止めるネジ穴はA2は1つ、AD100Proは2つあります。
また、AD100Proには冷却ファンがありますが、A2にはありません。
フル発光でバンバン撮る機会はそんなにないと思いますが、AD100Proはフル発光を数回行うとファンが回り出します。結構大きめの音なのでビデオライト代わりにはちょっと使い辛いかも知れません。
実写サンプルを比較
それでは実際に発光させたものを比較してみましょう。
<共通設定>
カメラ:α7C
レンズ:タムロン 28-200mm A071
絞り:F3.5
シャッタースピード:1/125s
感度:ISO800
ホワイトバランス:オート(ホワイト優先)
ピントはフラッシュ本体に合わせる
光量設定についてですが、Godox製品は一般的な1/nnn、Profotoは0.1~10と、正確に同じ条件に合わせる事が出来ません。ここでは便宜的に1/1~1/512をProfotoの10段階と同等とし、AD100Proの最小値が1/256なのでA2は2としました。
G P
1/1 → 10 ↑
1/2 → 9 強
1/4 → 8
~中略~
1/128 → 3
1/256 → 2 弱
1/512 → 1 ↓
A2 光量:2.0
AD100Pro 光量:1/256、Zoom:28mm
さていかがでしょうか。
A2の方はグラデーションが綺麗に出ており、円に近い光ですね。さすが高級メーカーだけあって、ほぼ文句なしでしょう。
一方AD100Proは明部から暗部への落ち方が急で、グラデーションはそんなに綺麗に出ていません。光はちょっと楕円になっています。さらに、右端辺りはやや緑かかっているように見えます。これは先述したレンズの色が影響していると思われます。ただ、高級品と比較してやっと分かる程度なので、ホワイトバランスや撮影後の補正でカバー出来る色味と思います。
こうして比較すると、光の出方に結構な差が出ているのは驚きました。A2は約15万円、AD100Proは約5万円と3倍近い値段差。でも、どちらも100Wsの出力。これらを踏まえたうえでの結論は、AD100Proのコスパは凄すぎるって事ですね。Profotoはプロカメラマン向けなのでアマチュアへの訴求は重要視してないのかも知れませんが、もうちょっと安くしないとGodox旋風は収まらないでしょうね。
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