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Vol,9:風邪っぴきの時のおすすめご飯

コロナブームも知らぬ間に、第8波になったようです。今年はインフルエンザの流行も懸念されているようですね。本日はコロナでもインフルエンザでも、どちらでもないただの風邪をひいた時でも「調子が悪い時には、何を食べたらいいのか?」についてのおすすめを紹介してまいります。

前提としてお伝えしたいのは、風邪の時は食べない方がいいのです。
私はコロナに罹患した時も、インフルでも風邪でも、調子の悪い絶不調の日はほとんど食べません。飲み物だけです。
「調子の悪い時ほど、滋養のあるものを食べなさい」と育ってきた方が多いと思いますが、残念ながら、これは身体の治癒を遅らせてしまうのです。

といいますのも、食事をした時にかかる消化のエネルギーは莫大です。
胃腸にとって、消化とは“42㎞マラソン”とも例えがあるほど、負担がかかるのです。ただでさえ身体の機能が落ちている時に、42㎞マラソンは走れませんよね。
消化にエネルギーが使われてしまえば、身体の治癒にエネルギーが回りません。そのため頑張って食べるほどに、風邪は治り切らずに長引くのです。
しかし、何日も断食をする事を勧めているわけではありません。ピークで絶不調の日はなるべく食べない方がいいですが、また普段の生活に向けて身体が元気になってくれば、食事からの栄養もエネルギーも必要になります。

回復食としておすすめしたいのは“りんごの葛ねり”です。
すりおろしたりんごを鍋で火にかけ、少量のおろしショウガ、葛粉をいれてコトコトし、とろみをつけます。
りんごは実は優秀な果物であり栄養価が高いのです。
ショウガを入れれば身体の内側から温めてくれて、葛粉は滋養があります。
お好みで食べる直前にシナモンをかけたり、はちみつをちょい足しするのもいいでしょう。
お粥が苦手な小さなお子さんにも、食べやすいです。葛粉を使う機会がないかもしれませんが、余れば片栗粉の替わりとして使いきってしまえばいいのです。

風邪をひいたら、免疫を上げるチャンスと思いましょう。
食べない時間は、身体の中で免疫がウイルスと闘ってくれているのです。胃腸に優しい食事をとって負担を減らせれば、治癒は早まります。
元気になったころには、ウイルスに打ち勝った免疫力がついていますよ。

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