イームズがイサム・ノグチを介して剣持勇と猪熊弦一郎に贈った1stアームチェア

1951年、イームズから、当時ハーマンミラー社でデザイン顧問をしていたイサム・ノグチにキャッツクレイドルベースのアームチェアとロッカーベースのアームチェアを託されました。ノグチは、剣持 勇にキャッツクレイドルベース、猪熊 弦一郎にロッカーベースを贈ったとのことで、これが日本初上陸したアームシェルチェアとされています。

剣持 勇に贈られたキャッツクレイドルベースのイームズアームチェア(EAMES HOUSE: DESIGN FOR LIVING イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン - Gallery A4)
猪熊 弦一郎に贈られたロッカーベースのイームズアームチェア(EAMES HOUSE: DESIGN FOR LIVING イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン - Gallery A4)

翌1952年には、剣持勇がイームズハウスを訪問して2泊しています。その際、イームズハウスを「近代の桂パレス」と評しました。
桂パレス?って….

阪急京都線の桂駅より徒歩で10分に位置しているマンション「パレスカツラ」

桂パレスは、桂離宮のことでした。

桂離宮 / Katsura Imperial Villa

猪熊 弦一郎は、1955年に活動の拠点をニューヨークに移し、同年イームズハウスを訪問しています

参考:イームズを読み解く: 図面からわかった、その発想とデザイン - 寺原 芳彦
https://amzn.to/48Jh3wI

EAMES HOUSE: DESIGN FOR LIVING
イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン(Gallery A4)

2019.3.19 tue - 2019.5.30 thu

イームズハウスを読み解くキーワード

解説:白川裕信

イームズと日本(Gallery A4)

チャールズ&レイ年表(Gallery A4)

ケース・スタディ・ハウスとその周辺の系譜


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