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心をツカむプロフェッショナル

 まずはこの画像をご覧頂きたい。

 大都会にそびえ立つビルと並んで立つ、モデルのようなシュッとしたスタイルと端正な顔立ちを併せ持つ男性二人。彼らが、お笑い芸人「コマンダンテ」である。

 私にとってのいわゆる“推し”である。

 今日は彼らの良さを私が持ちうる語彙の中で、精いっぱい伝えさせてもらう。(今回も文章の都合上敬称は省略する。ごめんなさい。)

 コマンダンテは安田邦祐(写真左)と石井輝明(写真右)からなるコンビである。大阪NSC29期生(同期:見取り図、吉田たち、金属バットなど)で、現在は東京吉本に所属している。落ち着いたトーンの関西弁を言葉巧みに操りながら独特の切り口をもって展開していく漫才を得意としている。彼ら自身が醸し出す穏やかさや安心感、漫才の安定の面白さ、ルックスの良さも相まって、女性を中心に人気の高い若手漫才師である。(※個人の意見も含む)

彼らの魅力

 関西弁の漫才といえば、「ハイテンションで大きな声の荒い言葉遣い」というイメージが強い。それがちゃんと面白いし、なおかつ印象に残りやすい。しかし、コマンダンテはそれとは正反対の位置にいる。ローテンションで声は比較的小さく、関西弁を保ちつつもその言葉遣いは優しい。ここが大きな魅力であると思う。ボケもちゃんと目立つし、ツッコミのワードセンスもより光ってくる。私はこのバランスの良さが大好きだ。

ツカミ

 そして何より、私の心をつかんだのは漫才のはじめ「ツカミ」の部分である。静かに始まる漫才、そして飛び出すツカミ。劇場や単独に足を運び、漫才をたくさん見てきたが、ツカミの種類の多さとその面白さには感嘆する。コマンダンテ公式YouTubeにもまとめが掲載されているので、彼らの「ツカミ」をぜひ体感してもらいたい。

これぞコマンダンテのかっこいい所「ツカミ」集①

漫才

漫才は、「そうくるか~!」といった、独特の切り口が魅力だ。それに加えて、安田のおっとりとしたボケと、石井のツッコミの言葉選びが相乗効果を生んでいる。オススメの漫才をふたつ紹介する。

1.【漫才】「天使と悪魔」

 ありとあらゆる芸人がこのテーマでネタを作っていて、内容が似通ってしまうこともあるくらいだ。しかしコマンダンテのネタでは、天使・悪魔、さらに新メンバーが登場する。新感覚の「天使と悪魔」を楽しんでもらえることだろう。

コマンダンテ 漫才「天使と悪魔」【公式】


2.【漫才】「やりたいこと」

 これは「ボケがボケない」という矛盾を見事に組み込んでいる漫才である。意味がわからないと思うが、動画を見ればわかる。ボケの安田が言う「ありがとうなぁ。」が優しすぎて癖になる。

コマンダンテ 漫才「やりたいこと」【公式】

トーク

 彼らは定期的にトークライブも開催している。それぞれ用意してきた話を、ワイワイ楽しそうに話してくれるので、お客さんは皆ほっこりした気持ちで楽しめる。もちろん息が苦しくなるくらいの大爆笑を生むこともある。個人的に、単独トークライブの空間が暖かくてとても好きだ。

 そしてトークの中でも、ボケの安田の日常系トークが好きだ。飼っているインコとの日常、盆栽教室での人々との出会いなど、小さい場面を面白く広げるのが上手だ。

飼っているインコが新たに覚えた言葉とは!?【トークダンテ】

コーナー

 表面上は穏やかだが、魂は芸人。そんな彼らの秘めた情熱が大暴れする姿が見られるのはコーナーならでは。

ぐちゃぐちゃになってる。

本気で喜んでいる人を当てろ!ゴールを決めたのは誰だ!?【ゆったり感・GAG・アイロンヘッド・空気階段も出演】

 そのほかにも、ツッコミの石井はコーヒーに詳しく、コーヒーを紹介する動画があったり、カフェブログがあったり、独自のブランド(現在このイベントは終了している)を立ち上げたりもしている。

 私は、彼らを通じて知り合った友人と紹介されていたカフェ探索をするのが好きだ。これが楽しいうえにどこも美味しい。彼の紹介がなければ出会うことのなかった人や場所がたくさんあったことだろう。機会を与えてくれて、本当に感謝している。全国各地、本当はもっと巡りたいんだけどね。今は我慢。

巡ったカフェやコーヒーショップ。

もっともっと魅力はたくさんあるけれど、うまくまとめられなかった。ここまでの私の文章でコマンダンテの良さを、少しでも感じてもらえたなら嬉しい。

 掴んだ心を、優しく包んで離さない、そんな二人が大好きだ。

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#お笑い #コマンダンテ #芸人 #漫才 #カルチャー

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