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百代過客

来週からですが、毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りすることに致しました。かの松尾芭蕉は「おくのほそ道」の序文に、次のように記しています。

月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり
舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老をむかふるものは
日々旅にして旅をすみかとす
古人も多く旅に死せるあり

冒頭の一文に出てくる百代過客のワードは、8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」に由来しています。

夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客
而浮生若夢 爲歡幾何 古人秉燭夜遊
良有以也 況陽春召我以煙景 大塊假我以文章
會桃李之芳園 序天倫之樂事 
群季俊秀 皆爲惠連 吾人詠歌 獨慚康樂
幽賞未已 高談轉清 開瓊筵以坐花 飛羽觴而醉月 
不有佳作 何之伸雅懷 如詩不成 罰依金谷酒數

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。そのような抽象論だけでなく、旅の周辺にはいくつものテーマがあります。そんなことも取り上げてゆきます。

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