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ちょっとしたツール

大勢の魅力的なクリエーターが note に集まっておられます。あまりつきあいの良いほうではない私のようなところにさえ、フォローしてくださる方が数100人程度おられます。noteは勢いよく発展中ですから、将来、もっと規模が大きくなりそうです。単に多いだけでなく、優れた魅力的なクリエーターが集まっておられるので、積極的にコミュニケーションを追求する価値は非常に大きそうです。

"Sapiens: A Brief History of Humankind" の第2章に書かれていることによれば、人がお互いをよく知り、ごく自然にまとまっていけるマジックナンバーはおよそ150程度であるということです。大勢の人をまとめて動かす企業や、あるいは国家もしくは自治体のような共同体が機能するのは、認知革命以後、ホモ・サピエンスは虚構を共有することができる能力を持っているからだという説明がありました。

マジックナンバーよりも大きな数、と言いますか、正直なところ、私のような者には、150どころか、20,30くらいでも、なかなか厳しいです。

そこを少し工夫してみたいと思い、日ごろ見かける記事のメモを作ってゆこうかと思い始めました。

その際役に立つかもしれないと思って、ちょっとした短いプログラム (for Windows) を作ってみました。

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こんな画面です。Username のところに、アカウントを入れて check ボタンを押します。パソコンは、インターネットにつながっていることが前提です。

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すると、フォローしている数、フォローされている数が表示されます。あっているはずですが、ご確認ください。そこで、もう1つあるボタン、Retreive List を押します。すると、フォローしている方、フォローされている方の全員のアカウントがテキストファイルに落ちます。古いファイルがあっても上書きして最新のものになります。

この情報を例えば、エクセルにいれておき、有意義な記事に出会うたびに、メモを書き込んでいくことにすると、直接お会いしたことがこれまでになかった方とのコミュニケーションも、より深まるのかなと思ったりしました。

簡単なプログラムです。ご関心のある方がおられるようなら、作り方をご説明してもいいですが、既にどなたか、もう公開されているかもしれません。また、少し拡張すると、もっと他の用途にも使えるかもしれません。

マガジンご購読の皆様と、昨日の動画の記事をご購読の皆様には、上記プログラムの実行ファイルをダウンロードいただけます。2020年12月27日の記事の末尾をご覧になってください。不具合や問題点を発見されたときは、ぜひご教示ください。

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現代は科学が進歩した時代だとよく言われますが、実のところ知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。私たちの知識はほんの一部であり、ほとんどわかっていなません。未知を探索することが科学者の任務ではないでしょうか。その活動は、必ずしも簡単なものではなく、後世からみれば群盲評象と映ることでしょう。このマガジンには2019年12月29日から2021年7月31日までの合計582本のエッセイを収録します。科学技術の基礎研究と大学院教育に携わった経験をもとに語っています。

本マガジンは、2019年12月29日から2021年7月31日までのおよそ580日分、元国立機関の研究者、元国立大学大学院教授の桜井健次が毎…

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