2020年9月6日(梅田午前の部)「リスタートはただいまのあとで」舞台挨拶レポ

注)一字一句は拾えてませんので、ニュアンスでご理解ください

◆雄輝くん外観
・濃グレーのダブルジャケット(ショート丈)
・グレーのパンツ
・薄ピンクのインナー
・黒レザーシューズ
・ネックレス、ブレス(おそらく私物)

◆登壇
女性司会者の紹介で登壇。この日は終日単独での舞台挨拶。
司会者は3会場とも共通。
雄輝くんは会場を一列一列見て確認する様子が3会場通して見られました。

◆ご挨拶
はい、こんにちは。光臣役の古川雄輝です。
今日はみなさん来てくださってありがとうございます。
よろしくお願いします。
(今日の舞台挨拶に際して)
そうですね、すごく嬉しく思っています。
まぁ、今、こういうコロナ禍で大変な状況なんですけど…映画が公開されるのか心配だったりしたんですけど。
(他の地域は)リモートの舞台挨拶になっちゃったりしてたので、無事公開されてよかったなと思います。

◆大阪について
そうですね、僕大阪に来るのは結構好きなので、来れてよかったなと思います。

◆この役を演じるにあたって
準備稿っていう、台本になる前の状態から見ているんですけど、その段階から監督と意見を交わしていました。
普段はそこ(の段階)からは読まないんですけど。
BLというより、光臣を演じるにあたって、成長していく過程とか、お父さんとの確執がテーマだと思っていました。

◆役柄について、似ているところ・違うところ
えーっと、基本的に大和みたいな人ってあまりいないので。それだけ人間力ある人っていないと思うので。
光臣は自身をなくしたり、ご両親と上手く行っていなかったりするので、光臣の方が感情移入しやすいです。
僕の場合は彼(光臣)が挫折をして、自分に非があるのではなく、他人のせいにしてしまうところがあって。
自己防衛という感情があるのは(自分に)似ているな、僕もこういうところあるなと思っていました。
決定的に違うところは…僕は実家っていう実家がなくて、7歳からカナダに移住していて。7歳までいた家も取り壊されてビルになっているので、甘えに帰る場所がないのは違うと思うんですけど。
(光臣に)似たくはないんですけど(笑)結構似てしまっているというか。

◆長野について
えーっと、んんっ…えーと、1月っくらいに撮影したので基本的に寒いんですけど、景色が本当に綺麗なので、撮影していて気持ちいいなぁというのと、原作(のイメージ)に近い場所で撮影できたのはよかったです。
この撮影、実は1回飛んでて延期されてるんですけど(注:おそらく台風の影響で)時期をずらしてでもこの場所で撮りたいっていうのはよくわかる場所で、原作の世界観を捉えていると思います。

◆おススメのシーン
最後のカット、夕日に向かっていくみたいな、この後2人どうだったんだろうとか。
映画の中で、彼(大和)を好きになったり、親父さんともめたり、色々あって(その上でこの先)どうなっていくのかが見えるシーンです。

◆軽トラの中で大和とどんな会話をしている?
セリフがない、じゃれあってるシーンもあるんですけど、まったく関係ない話をしてます。
(事前に)使わないって確認しているので。
軽自動車(軽トラ)でそれこそ山道を走っている時は、スラムダンクの話とかしてたかな…ディフェンス上手いの誰だっけとか。その名前が思い出せなくて。
カットがかかった後も、それ(の雰囲気)がよかったらしくて、ずっとカメラが回ってて。
竜星くんは(カメラが回っていることに)気付いたらしくて、すっごい話しかけてきたんですけど、僕は気付かなくて。
そのカットもどこかで使われてるかもしれません。

◆光臣と大和のこれからについて
まぁ、実際に同性愛ってものをお互いに理解していないんじゃないかと思いますね。
人として惹かれ合っていて、同性愛って理解していない。
お付き合いしていく中で、わからないところとかがあって調べたりしながら成長していくんじゃないですかね。
いいペアだと思うので、幸せになるんじゃないかなと思います。

◆キスシーンについて
ストーブのあのキスシーンは準備に時間がかかっていて、ずっと待ってて。
できたら(ライティングが)赤くなってて、じゃあこういう画が撮りたいんだなってわかって。普通そこまで色出しませんから。
無意識のまま行っちゃって、気付くというシーンなので、無意識のスピードで行かなきゃと思っていたら、カメラマンさんが監督にHSで撮ります?って聞いていて。
HSってハイスピードのことで、ゆっくり映るんです。
要は僕が芝居(をゆっくり)するか、カメラが芝居するかってことなんですけど。
自分がプランしてたのと、カメラマンさんの考えが一緒だったんだなと。
(キスの姿勢は)片腕です、すっごい力入れて、腕立て伏せしてるような状態です。
観る分には美しいんですけど、やってる方は結構大変というか。
他の作品でもそうですけど、どっかに力入ってますね。
どの作品でもキスシーンは印象に残るので、ちゃんとやらなきゃと思っています。他のシーンで頑張ってても、キスシーンだけ記憶に残っちゃう人もいるので。
最後の方のキスシーンは竜星くん任せなので、僕は立ってるだけです(笑)
(竜星くんは)背が高いですね、男性とのキスシーンはやったことあるんですけど、竜星くんは僕より少し背が高いのかな?普通に立ったままだとしにくいです。

◆竜星くんについて
性格が逆なので…彼は矢沢さんが好きで男って感じなんですけど、僕はあんまりYAZAWAじゃない(笑)
あんまり想像できないでしょ、僕がYAZAWAのタオル首にかけてるのとか(笑)
俳優としての芯は同じだけど、現場での対応は違うというか。
僕はちゃんと話し合うんですけど、僕は立ち回りが下手で。
竜星くんは器用というか、立ち回りが上手いんですけど、思っていることは一緒だと思います。
でもプライベートでは何して遊んでいいかわからない(笑)

◆役作りにつて
えーっと、んー、ま、この作品、僕は悩みに悩んで相談した作品です。
昔『風の色』っていう作品があって、その時もそうだったんですけど、それと同じくらい苦戦しました。
夜、監督と話し合いをしたり、甲本さんと夜、メイク室で飲ませていただいて、ご相談させていただいたりしました。
僕(光臣)が地元に戻ってきて、お父さんと話すシーンが甲本さんの初日だったんですけど、僕はもう1週間くらい撮影した後で、でも甲本さんがテストでした芝居が衝撃的によくて。
それに応じる芝居をしたんですけど、僕が1週間撮影してきた光臣と、甲本さんがぶつけてきた芝居にはズレが出てしまって。
これすごく難しいな。観てる分には何とも思わないかもしれないんですけど、甲本さんが持ってきた役と監督が思っていた役は違っていて、甲本さんも監督の世界観に変えなきゃいけないんです。
でもその芝居は本編では見られないっていう…。
甲本さんが持ってきたお父さんというのはもっと厳格で、(本編で出てくるシーンの)「腰いてっ」っていうのはありえないというか。
伝わるかなー、質問何でしたっけ(笑)
甲本さんは一瞬で切り替えて、持ってきたものを捨てきって切り替えて、今のお芝居になっています。
そこで僕が素直に言うこと聞ければいいんですけど…次行きましょうか(苦笑)
(注:時間がなく次の質問はなく最後の挨拶になりました)

◆最後のご挨拶
はい、えっと、今日はきてくださって本当にありがとうございます。
本当にこの時期、本当に大変だと思うんですけど。緊急事態宣言中は僕もキツイなと思うことがあったので。
こうやって劇場で、席に間隔はありますけど、観れるところまで来ているので。
癒される映画なので、ぜひ、また劇場で観てください。

◆退場
最後に出口で軽く手を後ろに残して退場。

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