読んだ本・マンガのレビュー・感想 2021.8.11~8.20

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


『欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア』
★3.8
伝説の投機王の実話。作家というフィルターを通してはいるものの、天才の天才ぶりや試行錯誤が伝わってきて楽しかった。


『半歩先を読む思考法』
★3.8
落合陽一先生が連載していたエッセイ(?)をまとめたもの。
なので、書名は後付けでつけただけのもので、「半歩先を読む」ことを目指して書かれた文章ではない。これを読んでも「半歩先を読める」ようにはならないことに注意。

理屈で考えられる部分を理屈で分解し、最後の先の一手は勘で指す。きちんとこの文法で物事を考えているので共感できるし読みやすい。特に「理屈で考えられる部分」を分解する量やスピード感が自分に近いので、変に力を入れずに読めるのがありがたかった。
ある特定の物事にどれだけ答えや道筋を持っているかどうか、ってその周りのことをどれだけ経験し、考え、蓄積したか、っていう個別の経験値によるところが大きくて、つまり落合先生の持っている蓄積って当然に自分とは大きく違うので、それを垣間見えるのはとても楽しい。


『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』(第1巻のAmazonリンク
★4.1
はー、カンニングとか色々浮き沈みが苦しいけど面白ーい。


『東京都北区赤羽 5巻』
『ウヒョッ!東京都北区赤羽』
★3.9
全8巻+全6巻。作者が実際に赤羽に住んで出会ったおかしな人達の実話。
もうおかしすぎてついつい笑っちゃう。異世界だな。


『将太の寿司2 World Stage』
★4.0
全4巻。フランス料理との対比やイノベーションについてがテーマで面白かったー。


『ちはやふる』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
引き続き勝敗は目に見えてるけど、演出の芸術性が高い。


『花宵道中』
★3.6
江戸時代の吉原の話。『かげきしょうじょ!!』と同じ作者ってことで読んでみたけど、うーん。絵のキレイさや芸術性、キャラの表情なんかはいいんだけど、過剰なキャラの多さやお話の冗長さ、どよんとした感じがイマイチ。そうか、原作があるからかー。


『ワールズ・エンド』
『彼女のピンク』
★3.4
恋愛もの短編。同じく『かげきしょうじょ!!』の斉木先生ということで読んだ。
うーん、少女マンガらしいごくごく平凡な恋愛もので特段どうということはない感じ。


『花ゆめAi 21世紀の君へ』
★3.5
全2巻。タイムスリップもの。これも斉木先生。
まあそんなもんかなという展開で普通。


『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』
★3.8
清野とおる先生が見知らぬ街を探索してみるマンガ。
意外な街で意外な出会いがあって面白かった。


『東京怪奇酒』
『ゾクッ 東京怪奇酒』
★4.0
心霊現象を聞き回って、そのスポットで酒を飲んじゃおうっていう実録マンガ。
ちょっとゾワっとする話やワクワクする話がとてもリアリティがあって良い。


『清野とおるのデス散歩』
★3.8
これも心霊チックな話。まあまあ。


『東京都北区赤羽以外の話』
★3.5
マンガと文字で近しい人についてそれぞれ語った本。
漫☆画太郎の話があまりに衝撃的だったんだけど、これって本当に実話なの?? でもウソついてる素振りもないし…。本気でコワー。


『Love&Peace』
★3.5
全2巻。1巻は自分の小ささを描いてて、2巻は居酒屋やスナックでの立ち回りを描いてる。
1巻はふふっと笑えるけど、2巻はちょっと退屈だったかな。


『スノウボールアース』
★4.2
宇宙で敵と戦って帰ったら地球が氷河期になっちゃってた少年の話。
キャラの魅力、お話のワクワク、ドキドキ、爽快感にまだ見えぬ期待もあって、とっても面白い。これは当たり。


『カナカナ』
★4.0
心が読めちゃう超能力幼女と正直者の元ヤンの話。西森博之先生らしいキャラクターや掛け合いが微笑ましい。
そこにただある日常が心地良いという感じ。


『AIの遺電子 Blue Age』
★3.8
第1シリーズはAIにからめた感動モノ、第2シリーズはテロリスト、そしてこの第3シリーズは1巻が医療で2巻が思想という感じ。
第1シリーズは大好きだったけど、第2シリーズが全く好きじゃなかったから、第3シリーズになって少し感じが戻ってきので悪くはない。
でも、うーん、そこそこというところかな?


『鉄鍋のジャン!!2nd』
★3.7
全7巻。ジャンJr.の話。オリジナルに比べるとだいぶお話がサクサク進んであっさりめ。
原作ありきの部分も多くて、オリジナルが好きならまあ読んでもいいくらいのファンブック的な位置付けに感じた。


『CREWでございます!』
★3.6
元CA&元CA教育者が描いたマンガ。へーって思えるエピソードがたくさんあってよかった。


『ボクんち事故物件』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
タニシさんが完全に呪われててこわー。


『悪役令嬢転生おじさん』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
家族が状況を受け入れるのがスムーズ過ぎて笑っちゃった。
転生モノの99%が中身スッカスカな中で、転生によるチートやご都合な展開がしっかりギャグになって面白くなってるの、素晴らしいよね。


『マウントセレブ金田さん』
★3.9
セレブ女子高生金田さんがひたすらマウンティングするけどいつも残念な結果になっちゃう話。金田さんかわいいよ金田さん。


『カノジョも彼女』(第1巻のAmazonリンク
★3.9

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冷たすぎない??


『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
結局バフ乗っけてドカーンかーって気はしちゃうなー。


『不滅のあなたへ』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
んー、ノッカーという存在をどう考えるか哲学的な話になるけど、その論点を引っ張るのが面白いかっていうと‥‥。


『ランウェイで笑って』(第1巻のAmazonリンク
★4.2
完結。うん、最後に向かっての畳み方と迫力がとても良かった。


『化物語』(第1巻のAmazonリンク
★4.3
羽川のおっぱいとキスショットとの殴り合いの作画を見るためだけにこの本を買って読む価値がある。
化物語はマンガもアニメも本当にクオリティが高いよねー。


『スタンドUPスタート』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
ファンタジー感、偽物感は相変わらず感じるけど、トラブルが起きてくるところだけは好きかな。


『ドラフトキング』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
菊地原の話が長いー。なんでだろう、ヤマがないからそう感じるのかな。


『【推しの子】』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
いやー前の巻読み直してまた4万円の寿司のシーンで笑っちゃった。
それはさておき、今回は漫画家同士が口喧嘩してるところよかったな。これでもだいぶセーブしてるんだろうけど、さすが本職。
そこから今後の展開への引きを作っていく流れも良いよね。


『ジャンケットバンク』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
なるほどー。これは気づかなかった。なるほどねー。


『双亡亭壊すべし』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
完結。まあ正直ラストバトルも特にピンとくるものがなかったけど、まあよかったんじゃないでしょうか。


『銀河英雄伝説』(第1巻のAmazonリンク
★4.1
ほーーー。なるほどこういう展開ねー。恥ずかしながら原作読んだことないから知らんのだけど、次の巻で終わりなのかな。


『ドラえもん』
★3.5
全45巻。断片的にしか読んでなかったシリーズ。小学生時代に少し読んではいたんだけど、図書館でいつも貸出中で数ヶ月ねばっても結局数冊しか借りられなかったんだよね。
さすがに今読むと童心で楽しめないのでどうしても点数は低くつけざるをえないけど、こりゃ子供が読んだら楽しいに決まってるよねっていうのはビシビシ伝わってくる。不朽の名作。

ところでパパは結局運動神経良かったの悪かったの?

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『アルテ』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
母実家の母との会話のゆったり時間が流れる感じ、『乙嫁語り』感あるよね。母との確執(と思っていたもの)も解消されてよかったね。

なぜ自分がアルテからフェミニズム・フェミニストを感じないかって考えてみたんだけど、単純にアルテは現代のフェミニスト像とかけ離れているからかな。
現代のフェミニストって、女性性による恩恵を否定しながらも、もっと優遇を受けるべきっていう一見矛盾した価値観を持っていて、その実態は「自分優遇主義者」なんだよね。自分が利用していない女性性は否定する。なんなら嫌いなものすべてをフェミニズムの御旗で否定する。でも自分が性によって受けられる恩恵は肯定する。もっと恩恵を強化しろと求める。これが現代フェミニストの性質。
(まあ亜種として、「自分優遇主義者を擁護することによって恩恵を得ようとする人」というタイプのフェミニストもいるけど、それは置いておく)
でもアルテはただ自分の望むものが性によって抑圧されていることに立ち向かっているだけであって、自分の性によって恩恵を受けようとはしていないし、他人が女性性によって恩恵を受けることも否定はしない。女性の権利を拡大してほしいと願ってきた、拡大しようと取り組んできた、旧来のフェミニスト像なんだよね。
馬車を見て自動車は思い浮かべない。同じように、旧来のフェミニストを見て現代のフェミニストは思い浮かべない。
ただ、それだけのことかな。


『おしまい』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
いつものエロギャグマンガで安定感素晴らしい。


『没イチ』
★3.6
奥さんと死別した40代男性の話。絵柄と表現が平成初期の青年誌っぽい。もうちょっとパンチがほしいけど伸びを期待して読み続けてみようかな。


『KILLER'S HOLIDAY』
★3.9
殺人鬼3人がかけあいするギャグマンガ。へー確かにこういう切り口はあまり見た記憶がないし、しっかりギャグになってて面白ーい。


『海が走るエンドロール』
★3.5
65歳の独り身おばあさんが出会いから映画作りに踏み出す話。
絵はキレイなんだけど、どうもお話にピンとこなかったかな。展開がゆっくりすぎるのかな。


以上
ビジネス本類 2冊
マンガ 111冊

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Water Sort PuzzleはLevel317→379。ここらで終わりかなー。

Mini Metro(Switch版Steam版あり)をちょいプレイして終わりに。

どちらかというとゲームよりも、実名アカウントnoteで複数記事を書いたり、歯科関係のお仕事に時間を使うことが多かったかな。

FF1 ピクセルリマスターも始めたところ。


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