読んだ本・マンガのレビュー・感想 2021.8.21~8.31

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


『売り方は類人猿が知っている』
★3.4
類人猿を切り口に「人間ってこういう性質を持ってるよね」っていう小噺がたくさん書いてある本。
ただ「理屈上たぶんこうだよねー」っていう個人的な思考が並んでるだけの感じで、正直イマイチだったかな。


『0秒リーダーシップ』
★3.3
いやリーダーシップの重要性は分かるし、どうしたらリーダーシップを育んだり発揮したりできるか、っていうのも大事なのはそのとおりなんだけど‥‥それをいわゆるサラリーマンに向けて言ってない? それはちょっと対象として不適切じゃない?
サラリーマンがそれ学んで取り入れたら、企業文化とかみあわなくて邪魔者扱いされるだけだと思うなー。
これを社長とかに向けて言うとかなら分かるんだけどさ‥‥。


(中略)

『神クズ☆アイドル』
★4.1
全くやる気がない男性アイドルに女性アイドル幽霊が乗り移ったりする話。男性アイドル仁淀のやる気のなさがすさまじくて面白い。


(中略)

『灼熱カバディ』
★4.0
高校のカバディ部の話。
部活動の話ってだいたい好きなんだけど、これも面白ーい。そもそもカバディってこういうルールなのね、っていうところから始まるんだけど、道具なしの競技で筋肉と技術で戦うのは面白いなー。
カバディちょっとやってみたくなっちゃった。
まもなく完結ということで、期待してます。


『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
面白いとかそういうことじゃなくて落ち着く~。


『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
カナちゃんいなくなったの悲しいけど、それもそれで警察なところなのかなー。新キャラ導入で悪くないかも。


『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
今回も張り手とか元ネタのゲームネタを入れながら、格ゲーの熱さを描いててよかったですよ!


『望郷太郎』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
うん、こうやって武力と知略で戦いがあるのはいいんだけど‥‥。前回も言ったけど、別に独自通貨発行したところで何も問題は解決しないよね。
問題はヤープトがマリョウの属国という立場であること。属国である以上、望むだけのマーや原石を税として収めなければならないこと。たとえヤープトの中でマーが使われなくなろうが、マリョウはヤープトにおけるマーの流通量を無視してただ税を取り立てればいいだけだよ。「はい、去年の◯割増しの税金払ってください」って言えばいいだけ。
この問題を解決するには武力か物資か。結果は敵対でも友好でもいいけど、とにかくマリョウと対等以上の関係になるしか手はないよ。


『iメンター すべては遺伝子に支配された』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
完結。遺伝子で未来が決まるっていう間違いはまあ1万歩譲ってファンタジー世界として受け入れるとしても、人工知能であるiメンターが人間の指示を機械的に受け入れるっていうのは理論上ありえないことでしょ。だって人工知能がその有効性を判断できない(実際に試して有効性を比較するか、理屈で推定するかの2つの方法があるけど、前者はやっていないから後者ということになる。そして後者なのであれば、iメンター自身でも同じだけのことができることになってしまう)し、実際にその後の展開でそれが間違いであったことが証明されたじゃん。
まあ、マンガ全体としては、作者さんが一つ階段を上ったのが見られたのはよかったかな。今後の伸びに期待です。


『美食探偵 明智五郎』
★4.0
全7巻。美食家の探偵が事件を解き明かす話。美食家なので割と事件が食事にからんでくる。
謎解きもまあまあ面白いし、助手の苺さんはいかにも東村アキコ先生っぽいバタバタ活躍するキャラで不満なく楽しめた。


(中略)

『久保さんは僕を許さない』
★3.8
次にくるマンガ大賞 2021」コミックス部門7位。
なぜか女子に好かれててちょっかい出される『からかい上手の高木さん』系マンガ。からかいの程度が高木さんよりゆるやかで、主人公がパッとしない感じは、高木さんより共感を得やすいかも。や、マンガとしてのパワーは弱いと思うので、高木さんよりウケるということを意味するわけではないけど。


『アオのハコ』
★3.4
「次にくるマンガ大賞 2021」コミックス部門Global特別賞。
かわいい女バスの先輩に憧れてたら一緒に住むことになった話。うーん、恋愛モノとして商業レベルの最低ラインくらいには達してると思うけど、特にそれほど‥‥。


『山田くんとLv999の恋をする』
★3.3
次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門4位。
超うすっぺらいネトゲ描写と超うすっぺらい女主人公でいかにも少女漫画らしくまとめた感じ。好きではない。


『いびってこない義母と義姉』
★3.9
次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門7位。
貧乏なおうちからお金持ちのおうちに住むことになって、いかにも義母や義姉にいじわるされそうなところが、メチャクチャかわいがられる話。
ストレートでふふって笑える楽しさが良いです。


『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』
★3.2
次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門8位。
よくあるただ無双するだけのカラッポ転生モノ。


『ゲーミングお嬢様』
★3.8
次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門9位。
お嬢様とスト5の組合せってことで、それだけ聞くと『対ありでした。』と同じなんだけど、完全にギャグ・ネタ寄りなのでテイストは全然違う。
こういう切り口のギャグマンガも良いと思います。


(中略)

『忍者と極道』
★3.8
次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門10位。
忍者と極道が殺し合って、ポンポン人が死ぬマンガ。たびたび話題になっていたのを目にしながらも、どうもピンとこなくて読んでなかったんだけど、思っていたよりは面白かった。
面白さとしては、強さの描写の仕方とか死の描き方、迫力の出し方なんかを見るに『テラフォーマーズ』に近いかな? こういう真っ直ぐなバトルマンガも良いと思います。


(中略)

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~』
★3.7
次にくるマンガ大賞 2021」U-NEXT特別賞。
転生モノだからまたペラッペラかと思ったけど、思ったよりは内容があって悪くなかった。まあ準転スラくらいのボリューム感かな。


『およめさんじゅうにさい 魔法使いリィンの幸せな結婚』
★3.5
次にくるマンガ大賞 2021」UGC特別賞。
魔王を倒した勇者16歳とこじらせ魔法使い32歳が結婚することになって挨拶に行ったりするマンガ。4コマ形式のネタ積み重ねでまあインディーズコメディマンガとしては悪くないのでは。


『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
ますます恋愛要素が強くなって、カードが小さく読みにくくなって、カードバトルが中断されて展開が追いにくくなってるのは、よくないかなー。それでも好きなマンガではあるんだけど。


(中略)

『東京タラレバ娘』(第1巻のAmazonリンク
『東京タラレバ娘 リターンズ』
『東京タラレバ娘 シーズン2』
★4.0
ずいぶん前に「もういいかな」と思って見切ったシリーズだったんだけど、やっぱり読んでみるかと思い直して続きを読んだ。
初代は「99%の女はこれが好き! イケメンヤリチン男!」で、二代目は「やっぱりハマる! クズ男!」っていうお話。
やっぱり他人が恋愛に振り回されてる話って面白いから、こういう典型的にモテる男と、典型的に失敗する女の話は面白いよねー。


(中略)

『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ 定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ』
★3.7
ずーーーっと目に入ってた作品だけどあえて避けてた。なぜならこれはリアルな弱者のマンガだから。お金をうまく使い、投資し、増やす、より良い未来を築く人達ではなく、一見きちんと倹約しているようで実は負債を増やし未来を削る人達のマンガだから。そのリアルを覗き見することで、わずかでも自分の中にそれを取り込むことは、きっと自分に良くない影響があるから。
実際に読んでみて内容は全くその通りだったけど、でもやっぱり面白いんだよなー。リアル。違う国の話だと思いながら読んでる。


『悪の秘密結社ネコ』
★3.9
ほのぼの淡々かわいいネコマンガ。これは悪ですわ。


『いつかティファニーで朝食を』
★3.9
全14巻。朝食を切り口に、女子達の人生(主に恋愛)を描くマンガ。
同作者の『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』がずっと休載してることもあってなんとなく手に取った。
女子会してーそれぞれのエピソードがあってー、の繰り返しだっていう点をとってみれば確かに『東京タラレバ娘』とすごく似ているんだけど、決定的に違うのは「正解か不正解かをつきつけてこない」っていうところかな。
タラレバは「これでいいのか? まずいんじゃないか?? ほらやっぱりそうなった!!」っていう恋愛における問いと答えをガツガツ押し出してくるマンガでそれこそが面白さなんだけど、このティファニーの方はふんわり考え悩み失敗しご飯に癒やされながら、まあまあうまくいっていくお話。恋愛や結婚という現実の厳しさをうまくマイルドに描いていて、ほどよく穏やかに見られるのが良いところだと思った。


『創太郎の出張ぼっちめし』
★3.6
全3巻。↑の『いつかティファニーで朝食を』のスピンオフ。こっちは1話ごとに1ヶ所飲食店が出てくるくらいのハイペースで飯話題が出てくる。
美味しそうなご飯が出てくるのはそう悪くない。


(中略)

『スケッチー』
★3.5
これも同じくマキヒロチ先生の作品。スケボーやる女の子達が主人公。
イマイチスケボーに興味が持てなくて、それほどでもなかったかな。テイスト的にはいかにも先生らしくて良いマンガだとは思うんだけど。


(中略)

『青野くんに触りたいから死にたい』
★4.0
付き合って2週間で彼氏が死んで幽霊になった話。メンヘラな女の子と幽霊の掛け合いが生み出すハートフルギャグマンガかと思ったら、いつのまにか思いっきりオカルトホラーなマンガになってた。
けど、軽めの怖さの描写や、設定を読み解いていく様、主人公のキャラが生み出すちょっとしたギャグがちゃんとした質とちょうど良いバランスで描かれていて面白い。


『不徳のギルド』
★3.4
仲間の女の子達がなぜかモンスターにエロいことされ続けるマンガ。このエロを楽しめる人ならいいのかもしれないけど、個人的にはピンとこないかな。


(中略)

『私のことを憶えていますか』
★4.0
ゴシップ記事のライターが、小学校のとき相思相愛だった男の子の影を追う話。主人公の状況がちょっと恵まれすぎてる感はあるけど、難易度低めの恋愛話も悪くない。


『正直不動産』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
カーサ桜上水でてきたー。
あと、本編じゃないんだけど、大島てるが「事実と異なるなら、削除依頼をしてもらえれば書き込みは削除します」ってウソついてて笑っちゃった。え? そんなこと一度だってやったことあるの? 逆にどうやってウソだって確認するの? 私は一つとしてそんなケース見たことないですけどねえ。99.9%の虚偽書き込みは放置でしょー。


『フルーツ宅配便~私がデリヘル嬢である理由~』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
完結。まあだいぶ前からデリヘルからかけ離れたシナリオが多くなってきたから、さすがにね。デリヘルを取り巻く人間模様が深刻になりすぎずライトに描かれててよかったですよ。


『アオアシ ブラザーフット』
★4.0
まだほとんどサッカー自体は始まってないんだけど、もう雰囲気が面白い。期待。


『九条の大罪』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
この作品に限らずだけど、ほんと真鍋先生の作品は読むとゴリゴリに精神削られて元気なくなる。特に、エピソード終盤の解決部分で読者が元気もらえるはずの部分でさえ、そういう雰囲気作ってくれないから、なおさらなんだよねえ。
法律モノだと『カバチタレ!』シリーズなんかはそのへんもうちょっと頑張ってくれてるんだけど。


『夏目アラタの結婚』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
ほほーん。進んでるんだか進んでないんだか分からんけど、とりあえず裁判長カッコイイ感じになってるのは好き。


(中略)

『道産子ギャルはなまらめんこい』
★4.0
はあぁぁ?
こんなギャルで巨乳でツリ目でかわいくて性格良くて積極的なだけの子に骨抜きにされるとでも????

そのとおりだよ!!!!

逆に聞きたいんだけど、こんなん ↓ されて逆らえる人類いるの??

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『モブサイコ100』
★3.4
超能力者で除霊もできてスゴいんだけど、周りの人にだまされて利用されてあんまり活躍できない話?
うーん、「実はスゴいんだけど本人はそのすごさに気づいてない」っていう設定自体は『ワンパンマン』に通じるところがあって、面白さを生み出せるものだと思うんだけど、その切り札を見せるための周りの演出がちょっと冗長すぎるのと、スゴさの見せ方があっさりしすぎるかなー。
せっかくスゴさを見せるのにいまひとつエクスタシーがないんだよね。
人気のわりにはもうひとつでした。


以上
ビジネス本類 2冊
マンガ 121冊

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次にくるマンガ大賞 2021」が発表になったので、コミックス部門とWebマンガ部門両方の1~10位と特別賞各賞をすべて読破。まあ半分以上は既読だったので今回に入ってないし、ウマ娘だけは例外的にパロディと判断して読んでないけど。

ちなみに自分が「次にくるマンガ」っていう位置付けで何か推すとしたら、そうねー、やっぱり『メダリスト』かな?

コミックス部門の16位には入ってたけど、マンガとしての質の高さや本来期待される売上・人気と、現時点での売上・人気の乖離がまだ大きい気がする。
もう作品自体の面白さは十分開花してると思うから、フィギュアスケートというテーマの壁を超える何かのきっかけ、たとえばアニメ化とかがあればハネそう。

コミックス部門1位『【推しの子】』と同3位の『葬送のフリーレン』、Webマンガ部門2位『ダンダダン』はもはや強すぎて爆発が確定してるから「次にくる」って推す必要性すら感じない。

チ。』『少年のアビス』あたりはパワーあるんだけど、そんなに一般ウケしやすい作品じゃないし、『ウィッチウォッチ』『僕とロボコ』『破壊神マグちゃん』は面白い作品だけどジャンプだからもう十分露出してる気がするから選外かな。


ゲームの方はFF1 ピクセルリマスターをクリアして実績コンプ。

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次はFF2やろうかなと思ったんだけど、なんとなく今更ながらスト5を始めてみてる。
セスやってみたり、ザンギエフやってみたり、ダルシムやってみたり。
Hit Box試してるのもあるけど、本当に一番下のクラスでも勝つのが難しいくらい下手くそでやってます。

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