読んだ本・マンガのレビュー・感想 2021.7.1~7.10

評価の目安
★3.0 ふつう。心が動かされなかった。
★3.5 良い。読んでよかった。
★4.0 すごく良い。何度も読みたい。
★4.5 最高に良い。出会えてよかった。


『マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう』
★3.9
元(?)コピーライターの澤田さんが、視覚障害を持つ息子さんが生まれたことをきっかけに、切断ヴィーナスショーのように障害を逆に魅力にした企画や、ゆるスポーツのように弱くゆるく楽しめる企画、ユナイテッドアローズと組んで障害者の苦労を理解する中で全く新たな視点の服を生み出すなど、斬新な企画を生み出すプロデューサーとなっていった話。
いやー素敵な話。
なんというか、障害者に限らない弱者から価値、弱者に価値を生み出すことも素晴らしいことではあるんだけど、それ以上に、そういう切り口を利用して、結果として非常に多くの人に価値提供できてるところが面白いし素敵よね。弱者だけをひいきし救うような設計にするんじゃなく、つまりどこかに線を引いて、その線に満たない人達だけをすくい上げるんじゃなく、色んなグラデーションを持つ人達みんなが楽しくなるようなデザインを心がけてる、その考え方、理想、結果としての設計がとても素敵。
得点するたび、小脇にかかえた魚のぬいぐるみが大きくなっていく、ハンぎょボールとかサイコーじゃないですか? 「出世~~!」
良い本でした!


『永世乙女の戦い方』
★3.7
アーニャとの戦いはそう悪くはなかった。
特に前巻で顕著だったんだけど、このマンガ、強さの提示がボヤっとしている点が魅力を損なっている気がするなー。
この人はこのくらい強くて、だからこのくらい勝つのが大変、っていうのがボヤけてるから、勝負の真剣味や緊迫感、絶望感、逆に優位なときの油断なんかの描写が弱い。変に「強いけどでも負けたことある」みたいな話をするからさ。。
そりゃあ勝負事っていうのはたゆたって当たり前で、だからどっちが格上っていうのはそう明確になるものじゃないし、このマンガもそういう立ち位置で描かれてるんだけど、それだとやっぱり勝負に盛り上がりが欠けるんだよねえ。「だから勝つのが難しい」「だけど油断してやばい」みたいな理屈づけが弱いからさ。
ヒカルの碁とか3月のライオンとか。なんならバトルものなら何でもいいから、そういう観点で見比べてみたらいいと思うよ。


『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
ちょっと成長した感はあるけど、まだ同人誌の域を超えてない気がするなー。
面白いと感じられるかどうか微妙で、次の巻も読むか悩みどころなライン。


『2.5次元の誘惑』(第1巻のAmazonリンク
★4.1
ネタの散りばめっぷりとノノアのキャラ、先生のキャラが良かった。
でも文化祭の大団円な感じは正直好きじゃない。


『僕とロボコ』(第1巻のAmazonリンク
★4.1
今回もHUNTER×HUNTERのネタが散りばめられてていつもの展開でよかった。


『姫様“拷問”の時間です』(第1巻のAmazonリンク
★4.0
かわいい。今回もトーチャーがかわいいし、ちっこいトーチャーまで登場してGood。


『AGRAVITY BOYS』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
うーん、今回はイマイチ。いつもはもっとノリが良くて勢いがあって面白く感じるんだけど。


『逃げ上手の若君』
★3.8
鎌倉幕府打倒されちゃった北条時行がひたすら逃げてチャンスをうかがう話。演出がワンパターンな感はあるけど、今後への期待も含めてまあまあ。


『らーめん再遊記』(第1巻のAmazonリンク
★3.9
ほーん。無双したエピソードの締めも、そのあと人に歴史ありって感じの話も、そうこうしてるウチに話に巻き込まれていく話も、面白さと期待感があっていいなー。
とかくワンパターンになりがちな料理系のマンガで、こうやって色んな切り口のお話で物語自体もきちんと楽しくみせてくれるのは素晴らしい。


『デッドプール:SAMURAI』(第1巻のAmazonリンク
★3.6
おふざけやパロディが生み出す面白さはそのままで悪くない。
このまま失速しないかどうかが心配事かな。


『オペ看』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
第3巻で完結。稀有なテーマのマンガだったので完結はさびしい気持ちもあるけど、まあこんなもんかなあ。
しかし本当にこんな無能なドクターだらけだったら大変よね。


(中略)

『はじめの一歩』
★4.2
ついに!
ついに!!
ついにあの名作ボクシングマンガはじめの一歩が電子書籍化!!!
戦いの多彩さ、勝敗の予測の難しさ、しっかり差し込まれるギャグ、と文句の付けどころなし。

しかしまだ完結してなかったのね。
なんか一時期やたら展開について批判があったから、てっきり変な形で完結したのかなーと思ってたけど、そうじゃなかったんだ。
まあ確かに121巻からはモヤモヤする部分はあるけどねー。それはそれでいいんじゃないかな。


『僕の心のヤバイやつ』(第1巻のAmazonリンク
★4.2
いつもの両片想い展開もよかったけど、山田家での山田の冷たい表情とか、パパの恐怖に震えてるみんなとかもよかった。


『JKハルは異世界で娼婦になった』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
先の展開がかなり分かりやすいタイプなので、「どうなるんだ! どうなるんだ!?」っていう部分が皆無なところがちょっと肩すかしかな。
お話のテーマとしても、これって夢見がちな女の子しか喜ばんような‥‥。
絵はうまい。

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『バキ道』(第1巻のAmazonリンク
★3.5
読んだ後に「あれ? 読んだっけ?」って思っちゃうくらい何も描かれてなかった。どかーん、どかーん、ってなって終わり。
はじめの一歩を一気読みした後だから余計にそう感じたのかな。


『AV男優はじめました』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
今回も業界あるあるを興味深く読めた。
女優さんを好きになるとねー。そりゃそうなるよね。頭では分かってても目の前で見るとそりゃねー。


『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』(第1巻のAmazonリンク
★3.8
3巻で完結。
もうインタビュー一辺倒で、逆に著者の変な手が入ってないから面白かった。

画像1

これもね。
そりゃ賛否両論あるだろうけど、僕は好きよ。


『この世界は不完全すぎる』(第1巻のAmazonリンク
★3.7
んー、今回はちょっとハックする感の面白さが弱かったかな。それでも嫌いじゃないけど。

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以上
ビジネス本類 1冊
マンガ 147冊

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マイクラをおしまいにしたので少し本を読む時間ができてきた。

マイクラの次は、ダンジョンにもぐって遊ぶ少し骨太なタイプのRPGをプレイしたくなったので、ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団を始めた。
でも、Steam版は出撃2~3回に1回程度不正終了が起きて、プレイがままならず。解像度を下げて改善はしたものの、最低の解像度でもやはり5回に1回程度は不正終了してしまう。

原因としては、グラフィックボードのスペック不足(というか使ってない)と思われたんだけど、現行のPCはPCケースの制約で高スペックなグラフィックボードを搭載すること自体が困難だったので、PCの買い替えへ。

PC買い替えを待つ間、風来のシレン5を始めちゃった。
これ自体は以前プレイしてるんだけど、やっぱり久々にゼロからプレイすると楽しいな。

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