HUNTER×HUNTER考察 ヒソカvsクロロ 4つの問いに答える(2/4)
この考察の下地となった記事:
HUNTER×HUNTER考察 ヒソカクロロ戦共闘説とダブルフェイスの制約と誓約|暇な空白
前回の記事:
HUNTER×HUNTER考察 ヒソカvsクロロ 4つの問いに答える(1/4)
Q1. ダブルフェイスの厄介な制約とは何か?
4つの問い
Q1. ダブルフェイスの厄介な制約とは何か?
Q2. クロロがすべての能力をわざわざ説明したのはなぜか?
Q3. クロロのいう「100%勝つ」は本当か?
Q4. 200を超える観客が襲いかかった。これはヒソカの予想を大きく上回る数、ありえないほどの数だった。なぜか?
今回は「Q2. クロロがすべての能力をわざわざ説明したのはなぜか?」について回答していきます。
‥‥こう言ってはなんですが、まあ考察としては面白くなくて、一応ピースを埋めといたくらいの感じなので、この考察は飛ばして次の記事を読んでもいいと思います。
Q2. クロロがすべての能力をわざわざ説明したのはなぜか?
能力を説明するという行為は普通の場合、自分が不利になる行為である。
クロロがカードをそろえるまで逃げていたこと、「一人殺るに当たり使用する能力数新記録」であることから、クロロがヒソカを脅威と考えていることは間違いないから、普通に考えたら手札をさらすのはおかしい。
理由がいる。
一番最初に考えつくのは、こうして能力を説明することがダブルフェイスの制約ではないか、だ。
が、これだと審判にサンアンドムーンを使えたのがおかしい。ギャラリーフェイクもだ。まさか戦い前に審判にサンアンドムーンとギャラリーフェイクの説明をしたとは思えない。
観客に対してブラックボイスを使えたのもおかしい。この観客にも事前にブラックボイスの説明をしていたのか? 荒唐無稽がすぎる。
したがって、これはダブルフェイスの制約ではない。
なんらかのメリットがあって能力を説明した。
理由は4つあると思う。
1. あえて情報を出すことで対戦相手の行動をコントロールしたかった
2. ギャラリーフェイクの能力をコルトピに返還したかった(この理由は次回の記事で述べる)
3. 団員の能力を盗み使用することから、戦闘中に能力を使った際にヒソカが「他の団員が戦闘に参加している!?」と思ってキレちらかすことを防止したかった
4. 「死によってより強まる念」があることを伝え、3.同様にヒソカの勘違いでキレちらかすことを防止したかった
1.について補足。
相手に与える情報は明瞭にした方が相手をコントロールできる。
中途半端な情報(使われた能力の正体がなんとなくしか分からないなど)しか持っていないと、ヒソカがどれだけどんな推測をするか次第で、ヒソカの中の前提条件が変わってしまう。
情報がはっきりしていれば、ある程度合理的な行動が導かれるので、行動が予測可能コントロール可能になる。
つまり、不確定性を排除することで「勝てる戦い」を「確実に勝てる戦い」にしたのだ。
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Q4. 200を超える観客が襲いかかった。これはヒソカの予想を大きく上回る数、ありえないほどの数だった。なぜか?
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Q3. クロロのいう「100%勝つ」は本当か?
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