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少子化は続くよ。

コウテイペンギン。現存する中で最大。
世界で最も過酷な子育てをしているランキング
「鳥」なら1位です。

生涯の7割は「海」で過ごします。
狂ったサーファーもそんくらい。
実は一途な面があります。
1度決めた相手と一生寄り添う事も多いのです。

求愛行動は多岐にわたるが、有名なのは
恍惚のディスプレイ」です。
ひれ状の翼を大きく広げて、喉をのけぞり、甲高い鳴き声をあげるやつです。
最大の求愛行動なのです。ライバルのオスに負けないように!('ω')
これを見たメスが「気に入ったオス」をSELECTして、恋愛に発展するのです。
夜中のマンションでこれを真似したら国家権力が飛んでくるので、やめましょうね。

恍惚のディスプレイ。必死の求愛

がね、コウテイペンギンは恍惚のディスプレイを行いません。
その代わりに「ダンス」をします。
大声出すか、踊るかで求愛って、実はペンギンってパリピやな。
珍しい求愛には、オスがメスに石を渡して、メスがその石に触れたら「求愛成立」なんてのも観察されているようです。
人間なら、結婚指輪をはめてくれた瞬間みたいなもんかね。

ただ人間と違って、メスは子供産んだらオスを離れて海に飯を獲りにいきます。
メス大変や!
でも、ぺンギンの子育ては「ルッカリー」という集団で行います。
寒さが半端ないから、身を寄せ合って生活せんと凍え死ぬからです。
やから「集団」で子育てするのよ。
まあ、集団で生活するしかないから集団で生きてるって事でね。
江戸時代みたいなもんよ。
雑婚で誰かに子供産まれたら、村全員で育てるってね。
今みたいに豊かになりすぎたら、人間関係は薄くなるってね。
どっちがええか分からんもんや。

で、オスは何してるん?('ω')
って話。
ひたすら立つのよ。弁慶みたいに。
自分の股間みたいな場所で温めてあげるんです。
しかも-60°の極寒地で65日間の飲まず食わずで。
怪物やな。死ぬって。
オスは体重の40%は減るみたいです。
ってまあ死なんのがすごいわ。

で、メスは狩りから帰ってきたら、
胃に餌をたっぷり貯蔵してたのを「おげ~」って吐き出して雛に食べさせます(笑)
人間で考えたら、確実に放送禁止やな( ´∀` )
ほんま人間でよかったでな

そっからはオスもメスも交代で餌を獲りに行き、雛を温めてを繰り返します。
最初の地獄の65日間はオスが担当するが、そこから先は交互に少しづつってSTYLEなのです。

いや~夫婦で交互にお互いが支えあって生きるSTYLEってのは、ペンギン界で見られるのですね~。
子育てってのは、まさに「愛」でしかないね~。
自分の命よりも、優先すべき対象、、かあ。

ただしビックリな事も1つ。
もし雛が死んだ場合は,平気で他の雛を盗むそうです。
しかも喧嘩に発展とかにならず、盗まれた方もまた違う雛を盗むそうです(笑)
世界観、まじで意味不明!!!

まあぶっ飛んでる事実もありますが、
ペンギンのように「支えあって生きていく」のは、その必要があるからでした。

集団生活は、そうしないと凍え死ぬから。
夫婦で支えあうのも、雛1匹育てるのに2匹総がかりで命懸けやから。

今のわしらみたいに、
指さえ動かせば、
水でケツを洗ってもらい、洗濯物は勝手に洗ってくれて、飲食も家まで届き、エアコンが最適温度に合わせてくれるような異常な魔法世界に住んでりゃ、


「支えあう意味」すら失うのも、自然なのでヤンス。


少子化は、続くよ。
これからも~

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