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252. ブランコ
先日散歩の途中でなんとなくブランコに乗った。
何十年ぶりだろう。
脚を曲げて伸ばして曲げて伸ばして、速度も高さもついてきたら、途端に酔った感じがして1分も経たないうちに降りることになった。
目でよく見ようとするせいか。
視覚の情報処理に脳が追いついていかない感覚があった。
加えて、手で持つ金属の部分が(当たり前だけど)ギシギシと音がして、「いつか破断してしまわないだろうか。次の一こぎでダメかもしれない」と思っただけで不安でいっぱいになった。
もちろんそんなことはほとんど無いのだが。
よくドラマとかでただブランコに座って足を地につけてこぐでもなくフワフワとしている大人が描かれているのを思い出した。
大人は一所懸命にブランコをこがない。
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