257. 目標が壮大すぎたのかもしれない
15年ぐらい前にとある資格に挑戦しようと思い、それを教えてくれる予備校に働きながら通っていたことがある。
当時の自分にしては会社員としてそれなりの収入があったものの、かなりの出費だった。
予備校の校舎に通う一方で、授業を復習したい場合はe-Learningのビデオでも見ることができる。
かなり環境が整っている予備校だ。
モチベーションの低下
しかし、次第に仕事も私生活も忙しくなり、まとまった時間が取れなくなってモチベーションがだいぶ下がってしまった。
「時間が取れない」というのは言い訳に近しいが、仕事の後は寝るだけみたいな状態になってしまった。
寝ないと体力が回復しないためである。
支出を見直そう
まず4年間受講する権利、ということで20万円ぐらいはたいた。
それを過ぎると、1年ごとに更新料が必要となってくる。
更新料は比較的良心的。
ただ、その更新も11年目以降になると倍額となる。
更新料だけで10万円以上支払った。
そして「受講期限が切れるので更新を」のお知らせが今年も届いた。
続けるならば期日までに支払うこと、という内容である。
別にお金に困っているわけではないが、その資格受験のモチベーションはほとんど無く、続ける理由が見つからなくなってしまった。
壮大すぎる目標だった
いま思えば、目標が壮大すぎたのかもしれない。
その資格を持っていると、持っていない場合と比較して転職に有利だったりもするらしいが、転職のモチベーションも15年前と比較すると低い。
予備校で習ったことを思い出した
継続しない場合は、授業DVDのレンタルカードを予備校に持ってくるように、の旨も記載があった。
レンタルカードを返すことで、デポジットの1万円分が返金される。
しかし「今の1万円は、10年後も同じ価値ではないよ」と習ったのもこの予備校だった。
もう少し早く継続しない判断をして、レンタルカードを返しに行くべきだった。
電車賃をかけて返しに行くことは釈然としない部分もあるが、仕方のないことだ。
明日、1日乗車券を買い、それを駆使して返しに行こうと思っている。
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