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死にたい話(呑みながら書きました)

15歳の僕「17歳になったら死のう」
17歳の僕「20歳になったら死のう」
20歳の僕「25歳になったら死のう」

そうやって自分を騙してきた。今日死のう、今日死のうと生きてきた。「今日家に帰ったら死のう」と思って生きた日に限って、何か良いことが起こる。そんな日々の繰り返しだった。

神様、僕をそんなに生かしたいですか?

仕事で上手くいかない。転職したいと何度も思った。手を付ける仕事の何もかもが無意味とさえ思った。如何に自分の価値が低いかを思い知った。でも、仕事をしないと生きていけない。今の仕事を手放したら、僕は路頭に迷う。僕は今の会社に居続けることを選択した。その行動に悔いはなかった。だけどずっと迷っている。働くことが辛くなって、休むことが辛くなって、死にたくなる。

「あぁ、このまま死んでしまえたらいいのに」と願う。

日本酒を煽り、焼酎を煽った。睡眠薬が投下された自らの身体にアルコールが突き刺さるように思えてくる。ずっと眠りから覚めなければ良いのに、恨めしくも朝はやってくる。僕はしがない社会人だ、仕事がなければ何もない空虚な存在になってしまう。仕事に依存をしているのかもしれない。だけど僕は、仕事に依存をすることしか出来ない。仕事をしている間は、僕は僕として存在している気がしたから。

今年、25歳になる。

20歳の僕が、死ぬ予定だった年齢だ。とうとう僕もアラサーになってしまう。何も出来ないままに恐れ、何も出来ないままに憂い、「大丈夫です」と笑っている僕は、きっと僕じゃない。この文章を書く僕は、一体何なんだろう。そのことばかりが頭を駆け巡る。お気に入りの曲を聞いても泣けるばかりだ。情動失禁と言うべきか、今の僕には涙を止める術がない。

死にたくなる。死にたくなる。死にたくなる。どうしようもなくなる。

自殺したら地獄に落ちるというけれど、現世で死ぬほど辛い思いをした人間が、死んだ後も苦しまなきゃいけないなんて、この世は理不尽すぎやしないか。

明日の朝起きれば、僕は死にたくなくなっていて、きっと何事もなかったかのように出勤するだろう。死にたい僕を抱えた明日の僕は、強く仕事をするのだろう。死にたい僕は置いてけぼりで、いつだって側にいるのに、明日の僕は見なかったフリをする。今すぐ飛び降りたいと願うのに、今すぐ首吊りたいと願うのに、そういえばまだ遺書も書いていない。スマートフォンの暗証番号くらいは書いておいた方が良いだろうから。

本日5個目のカマンベールチーズを口に含んだ。お酒を呑むと発疹が出て身体中が痒くなるのに、過食をしていると自覚しているのに、止められなくなった。週1回の精神科医には「大丈夫です」と言い、3分の診療時間で幕が閉じる。1週間分の薬をもらう。何て簡単なルーティンだろう。もう訳が分からなくなってきた。

しんどい。

死にたい。

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