南三陸・荒島神社
南三陸町の中心部からほど近く、志津川漁港の先に袖浜という美しい海岸があります。
その沖合に、こんもりとした森に覆われる小島があります。荒島です。
荒島には橋がかけられています。
島側に鳥居がありますが、今ある鳥居の外側にある太い柱は、前の震災の時に津波で倒壊した古い大鳥居の跡です。
島の中は、山道のような急斜面を登ります。
下からは潮騒が聞こえてきます。
森の中に建つ荒島神社は、荘厳な雰囲気でした。
江戸時代の地誌には、この島に漁民の信仰を集める弁天堂があったと記されています。
1960年のチリ地震津波の後、周辺地域の石碑等も集めて合祀し、新たに荒島神社としたということです。
タブノキなどの常緑樹に覆われた鎮守の森は、島に吹きつける潮風や波の音も相まって、清々しい気持ちにさせてくれます。
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