伸びるスポーツ選手は努力に逃げない説

こんにちは。

今日は「伸びるスポーツ選手は努力に逃げない説」というテーマについてお話したいと思います。

以前、プロ野球選手であるダルビッシュ有選手がこんなことを言っていました。

これはまさに核心を突いているなぁ、と思っています。

どういうことかと言うと、どんなカテゴリーであろうとスポーツ選手は毎日、長時間練習を繰り返しています。つまり、努力"量"で言えば多くのスポーツ選手は頑張っていると言えるでしょう。

ですが、単に毎日練習を頑張るだけでは、成果には結びつかなくなっていきます。圧倒的な身体能力に恵まれる、などの極めて特殊な選手は別ですが、それでも学生時代の部活、プロスポーツの世界、日本代表として世界相手に戦うとカテゴリーが上がっていけば尚更、努力量が必ずしも成果に結びつかなくなっていきます。

また、甲子園でも近年話題になっている「球数制限問題」ですが、野球選手の肘は消耗品と考えると、学生時代に常軌を逸した練習量がその選手の未来を閉ざしてしまうケースも決して少なくないのが現状です。

これらを言い換えると、スポーツ選手はその多くが多大な時間をかけて努力はしているので、努力それ単体では成果には結びつかず、努力の仕方をきちんと考えなければいけない。さもなければ、努力をしていても成果が出ず、最悪の場合は選手生命に影響をおよぼすケガのリスクもある、となったりします。

これは何もスポーツ選手だけではなく、勉強や仕事も同様で成果がなかなか出せない人は「努力に逃げている」状態だったりします。

人間はただ目の前にあることを頑張っていれば何となく怒られないし、自分もやった気になれる。けれども、本当に成果にこだわるんだったら努力の量だけでなく、その方向性や方法をきちんと考えないといけない。

このことにスポーツに取り組む方は、できる限り若い方には気づいてもらえると嬉しいです。特に将来的に、プロスポーツ選手としての未来を考えている人であれば尚更。

上のカテゴリーにいけば行くほど、身体能力では歯が立たず、努力量でも差がつかず、ということになるので、その際に「どこまで頭を使えるか、またどこまで使える頭を育ててきたか」という"考える頭への努力量"が問われたりするからです。

伸びるスポーツ選手は努力に逃げない。

このことを念頭において、毎日の練習を頑張ってくださいね。お読み頂いてありがとうございました。

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