07 『バフェットの教訓』
【本文抜粋】
・近眼的な性格を持つ株式市場は、ときとして優良事業を不当に過小評価してしまうことがある。
・トラブルを避けるためには、正しいことを正しいときに行なうだけでよい。
・ウォーレンは高望みをしない。すべての投球に対してホームランを狙わず、じっくり絶好球を待って、確実に打てる球だけをスイングする。具体的にはまず、改善の必要がない定番商品を持っている会社や、今後二十年間は安泰と思われる会社に狙いをつける。
・あなたは独力で思考する術を学ぶ必要がある。そして独力で思考するには、他人との違いに心地よさを感じる必要がある。
・悪いビジネスが優良ビジネスに変貌する確立は皆無と言ってよい。
・成長に大量の資本を必要とするビジネスは、あなたを金持ちにはしてくれない。そして、成長に大量の資本を必要としないビジネスは、あなたを貧乏なまま捨て置きはしないだろう。
・わたしは十年から十五年先の姿が予測可能に思えるビジネスを探し求めている。
・クオリティの高い会社の株を、その価値に対して割安の値段で買い、長く長く保有し続けるという勝利の方程式を編み出した。
・ビジネスと投資の世界では、高級住宅街にたどりつく人よりも、貧民街に行きつく人のほうがはるかに多い。だからこそ、何をすべきかだけでなく、何をすべきでないかも学ぶ必要もある。
・誰かを雇おうとするときには、誠実さ、知力、実行力という三つの資質に注目するとよい。中でもいちばん重要なのは、誠実さである。なぜなら、不誠実な従業員の雇った場合、地直と実行力はあなたを窮地に陥れるからだ。
・ある貧しいロシア移民の女性は、英語もろくに読めないのに、大好きな家具販売の仕事で成功をおさめた。ある食料雑貨店の風変わりな息子は、数字と株の才能を生かして成功を治めた。好きな仕事に打ち込んでいれば、金はあとからついてくる。先に挙げたふたりにもできたのだ。あなたにできない道理はない。
・人間には、簡単なことをむずかしくしたがるひねくれた性質があるらしい。
・ウォーレンは一つの銘柄に大量の資金を投入する。なぜなら、絶好の投資のチャンスは、絶対が少なく、頻度も低いからだ。
・頭を回転させて考えを整理したいとき、文字にしてみることほど効果的な方法はない。
・我々がすべきことは簡単だ。他人が強欲なときに臆病になり、他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。
・人は自分のまちがいを認める勇気を持つ必要がある。
・株の買い時とは、みんなが買っているときではなく、みんなが売っているときである。
・あなたがすべきことは、学び取った教訓を今日の問題に適用することだ。
・私は自分のミスの説明をできるようになりたい。成功と失敗の両方説明できるということは、自分の行動を100%理解している証だからだ。
・世の中には、意思決定を下せる人と下せない人が存在する。そして、意思決定を下せる人はリーダーとなり、下せない人はリーダーのあとについていく。
・あなたが勝利をつかむには、優良企業を適正価格で買うしかなく、ときには、ウォーレンといっしょに傍観者となり、ただひたすら待って、待って、待ちつづけることも必要となる。そう、投資ゲームでは耐えるが勝ちなのだ。
・能力の範囲内に存在する理解可能なビジネスだけを投資対象とせよ
・株式市場は、短期的経済予測にもとづいて企業の株が値付けされる場所でしかない
・長期的経済性さえしっかりしていれば、やがて株価は現実の業績を織り込み、適正な水準まで回復していくのである。
【感想】
「わたしは十年から十五年先の姿が予測可能に思えるビジネスを探し求めている。」
経済から学びたいとか考えていたときに出会った本です。
パフェットさんは株だけでなく、人生を学べる本です。
予測可能に思えるビジネスとは、普遍的価値を見出したビジネスという意味で、コカコーラが良い例ですよね
人生も同じ。自分に普遍的価値を見出せるかですよね。
そして、それに投資続けられるか。
感情や流行に流されず、自分を貫きたいですね。
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