【メンタル】死にたいという感情について

普通の人は「死にたい」と思わないらしい。
「生きているより死んだほうがずっと楽でしあわせだ」なんて思わないらしい。

わたしは高校生の時から死にたいという感情と共に生きてきた。

母の希望する大学を受験しないと伝えたときに「親は金さえ出せばいいのか?」「迷惑だから家族の前では二度と泣くな」と言われた。
わたしの考え、気持ち、望みなんてない。
自分のしたいことはできない。
目の前の都営三田線に飛び込もうと思うくらい絶望した。
そして、何より、悲しかった。

その頃から、自分の意思では何も決められなくなった。
周りが「いい」というものが「いい」のだと信じて疑わず、そこに自分の意思などなかった。
なかったというより、もう、自分が何をしたいかすらわからなくなっていた。

他人の評価や愛情を受けられなければ、わたしは必要がないものだと感じて、今もひどく苦しんでいる。

死にたいなんて言うな、と友人から怒られたりもした。
でも、本当にわからないのだ。
こんなに辛い日々を生き続けて何になる?
楽しい、しあわせという感情は一時に過ぎず、また日々を辛い、苦しいという気持ちで生きていかなければいけないと思うと気が遠くなる。

「こんな世の中、よく正気で生きていられますね。」

ある人がそう遺書に残して自殺した。
本当にそうである、よくみんな、正気で生きていられる。

初めてメンタルクリニックに駆け込んだときに、「死にたい」と伝えると「死にたいと思う気持ちを抑える薬はありません」と一蹴された。

じゃあなんだ?何が違うんだ?
わたしは、みんなと何が違ってこの世を正気で生きていられないんだ?

「死にたい」という感情がないなくなれば、どれ程素晴らしい景色が見えるのだろうか。

教えてほしい、どうやったらその感情から逃げられるのか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?