軽度身体障害✕発達障害グレーゾーン②鉄棒の場合

先日、理学療法士さんに手を見てもらった。
涙が溢れて溢れて止まらなかった。

「大変失礼ながら、鉄棒ができる手では無い。」

悲しかったのではなく、嬉しかったのだ。
本当に嬉しかった。


気合や根性や努力が足りなくて、鉄棒ができなかったのでは無いことを、プロに言ってもらえたから。

大人になってから逆上がりができるようになったのは、障害があっても、それなりに手は成長するわけで、それで鉄棒をつかめるようになったから、という結論が出た。

指に関節が無いということは、指があっても、その機能を果たせないということ。
だから、鉄棒を十分につかみきれなかくて、逆上がりができなかったんだ。

ちなみに、前回りはその掴めない怖さで、下りてる途中で逆手に持ち替えるという方法を編み出したのだけど、先生に「順手が正しい」「持ち替えるのは危険」という一般論のもと、禁じられた。

そして、私としては怖くてたまらない方法や、できないことを、できるようになることを強要されたのである。

「できるようになるまで、班全員でサポートすること。休み時間は返上。帰りも練習すること。」

子どもの私は、先生がやれと言う以上はできるようになるもんだと、
できないのは、自分の努力や根性が足りないからだと責めることになるんである。
まぁ、他の子もそういう前提になる。
これでは、イジメにならない訳が無い。

先生も、障害や身体機能の専門家では無いから仕方ない部分もあるけど、
それならそれで専門家に意見を仰いで欲しかった。

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