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最近の若くない者は

今起きた話です。

お昼ご飯の材料を買いに行こうとマンションを降りて出口を出たところで老人とすれ違いました。見たところ買い物か何かから戻ってきた様子のマンションの住民です。(おそらく)

「こんにちは」と声をかけましたが、なんとその老人はこちらをちらっと見ただけで黙ってスルーしていきました。

結構ブルーになりますよ。

せっかくの秋晴れの爽快感が台無しです。いい大人が挨拶すらできないなんて。まぁ今に始まったことではないのであきらめていますが。。。

そうなんです。この老人に限らず、このマンションに住んでいる大人は挨拶をしないし、しても返してくれない人が多いんです。

特に中年以上のおじさんたち。しかめっ面でエレベータに乗ってきたと思ったらこちらからの挨拶にも応えずブイっと背中を向け、自分の階に着いたら無言でさっさと降りていくのが日常なのです。

12階建てマンションの11階に住んでいるからか、エレベータで移動する距離が長いのでこのようなシチュエーションにちょくちょく遭遇するのです。

さて。

不愉快な思いも鎮まりつつ買い物から戻ってエレベータに向かっていると、ちょうど子ども2人組がエレベータに乗って扉を閉めようとしていたところでした。

大人だったらぼくが近づいているのに気づかないふりをしてさっさと扉を閉めてしまうのですが、この子どもは扉を開けなおしてぼくを待ってくれました。
子どもたちは途中で降りたのですが、そのときもこちらを振り返って「さようなら」とあいさつをしてくれて。

「さようなら」ぼくも挨拶を返しました。

なんて気持ちがいいんでしょう。さっきの不快感が一気に吹き飛びさわやかな気分に満たされました。

ここでは子どもの方が大人よりはるかにしっかりしていますよ。

何がちがうんでしょうか。しつけ?教育?

それもあるかと思いますが、やはり子ども自身の自覚によるところが大きいのではないでしょうか。挨拶もろくにできない大人(親)が多い中、子どもにきちんとしつけができる大人がどれだけいるのかアヤシイもんです。

よく「最近の若いもんは…」と言われるようですが、ここではあてはまらないですね。むしろ逆です。

「最近の若くない者は…」これが今の風潮を正しくとらえた表現です。

ぼくも子どもたちから「最近の大人たちは…」と言われないよう正していきたいと思います。

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