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積立投資のデータの闇と解釈

様々な金融商品が存在し、その目論見書やデータ開示の部分について、情報は詐欺ではないが印象操作ができる。

投資信託を購入した事がある方はよくわかっていると思いますが、想定リターン通りに動く様なファンドはほぼないということ。

リターンについてもリスクについても、あくまでもそれは、机上の話で、将来のことは誰にもわからない。

ただし、わかっているのは、現時点の水準というのは将来の期待値も現在値における折り込み期待値は、ほぼマーケットに反映はされていて、マーケットの価格というのは正しい。

将来大丈夫か?なんてのは断言できず、絶対大丈夫だという様な意見を発信したり、断言している人間は気をつけた方が良い。

ただし、30年も40年も積立すると負ける可能性は低いかもしれないということだけしかない。

例えば、日本株においては、バブル期の株価を超えて上昇を始めましたが、見せ方としては超えているので、損している人間がいない様に見える。

バブル期の頂点で始めた場合は、高いところでそもそも買っている回数が少なく、バブルが弾けた場合、ほぼ底で購入しているのと変わらないからだ。

要は数回天井で買っているものの、ほとんどの購入タイミングは、壊れた以降に購入しているわけである。

一方で、長い間高値で購入していると何が起きるかというと、長い間低迷した状態で購入し続けないと資産回復するのが厳しいというわけだ。

この積立投資というものの効果というのは、想定よりも長い期間を積立する必要があり、10年、20年レベルの積立であれば負ける可能性が十分にある。

確実ではないが、30年、40年であれば、大丈夫だろうか?というお話にようやく入ってくる形になる。

この問題は、3点あり、1点目は年齢の話で、本当に若い人間のみ有利に働くという時間分散的な話に過ぎないという欠陥。死人が株で一番儲かっている話と近いということ。使うために積立しているんでしょ?というお話。

2点目は天井がどこで、今自分はどのラインで買っているのかが不明だというお話で、正直蓋を開けてみないと誰にもわからない、過去そうであっても自分が生きている間に回復することがなきにしもあらずで、中国株も日本株も見てみたら良い。米株だから大丈夫なんて事もない。

3点目は如何に安いところでたくさん買えているかという話で、結局のところここにいきつく。
これは普通に株を買うにもそうであるし、積立をしても同じで、底に近い時に買ってる回数が多ければ結果的に良い。

普通に株を買う場合は、大きなドローダウンをした場合は、一目散に傷を浅くするために逃げるのが正であるが、積立の場合も同じで、人によってどのラインでたくさん買っていて、残りの時間軸によってはすぐに撤退しないと手遅れになるという事が起きうるということ。

結局のところ、撤退するタイミングというのが非常に大事で、年齢が上がるにつれリスクを野晒しにして無心でやり続けるとババを引く人間出てくるというお話。

チャートやシュミレーションなんかは、どんな形であれ印象操作なんかは可能なので、1人1人置かれた環境は異なるので、一律同じ様な積立戦術になるというのはそもそも懐疑的にならないといけない。

そもそもネットに落ちている情報というのは、販売業者や何かしらのインセンティブが働いている場合が多いのは当然で、結局は受け取る側とその人の環境に合わせて自身で判断せざるおえない。

大体この積立を訴求しているサイトや発信者というのは、20代や30代の若者がブログアフェリエイトやSNSアフィリエイトを目的とした発信が散見され、いい大人がまともに受け止めるているとは思えないが、改めて注意喚起をしておく。

ご自身の資産を増やしたり守るためには、バイアスがかかってない形の情報は少ないので、常に中立的に判断をしていく必要がある事は十分理解しておく事が大事だ。

未来の相場なんぞは誰にも読めず当たるも当たらないもわからないので、そんな物を盲信しないというスタンスなのが私のスタンスなのですが、なんで金融周りの人間は抽象的で懐疑的なのか?とよく聞かれるが、わからないものだからこそ、リスクヘッジを常にかけており、かつ収益性や仕組みで見える部分を好むのは、前提としてわからないもので勝負せざるおえないので、マーケットものはその様な回答になる。

断定的な判断というのはマーケット内においては、できるものがないというのが100%で、やっている人間がいるとしたら、それはおかしな話である。

断定的な判断に近い形でなるべくできる戦略くらいしか自信を持ってお伝えすることができないので、個人投資家に向けてお話できないものもある中で、IPO.PO.ブロック.TOBなんかは断定的に言い切ることができ、変数はその人個人のみに付帯するので、コントロールできないマーケット変数を除きにいっているというわけです。

そもそもプロはマーケットでやる際も、株式を購入する際は同額ヘッジ売りをするので、マーケットニュートラルにして地合いの値動きを消す事で、企業本来のポテンシャルで勝負する。

これはリサーチに絶対の自信を持ち、それ以外の変数を消しにいく行為をするので、トータル勝つというお話。

グロース株なんかも同じで、個別をロングして、指数の影響がきつい場合はそれをショートし、影響を抑制し、ショートと合わせてリターンを取る

マーケット変数を殺さないというのは、上振れも下振れもするわけで、死亡者が出てもおかしくないというのが実態で、常にテクニカル売買で済むなら、プロもそれだけをやるのたが、実際はそれのみだと儲からないので、リサーチ強化と様々なものを組み入れ投資をしている。

積立も同じで、一見完璧な投資法に見えるが、人によってはリスクを消せないパターンも存在し、そんな単純にできたら誰も苦労しないというくらい複雑な要素がマーケットにはあるというのは知っておくと良いでしょう。

積立投資を煽る訴求や、相場を当たられる完璧な人間を装ることなんていうのは、私が行えば、もっとより世の中の訴求方法よりも上手にできるが、あくまでも、嘘偽りなくお話をするスタンスであるので、世にあるものがちゃんちゃらおかしいよねという事をここではお伝えしている。

特に暴落信者でもなく、楽観信者でもなく、マーケットはランダムであり、どんな未来でも予測が難しいので、あくまでも中立的な立場で、より良い選択というのは何か?というのだけをお伝えしています。

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