決戦前

今日の試合で全てが決まる。決戦だ。

それを前にした時の気持ちというのはなんとも表現しがたい。
勝ってくれるはずという期待と負けたらどうなるんだろうという恐怖が入り混じった感覚。

実際には負けたとしても前回のワールドカップと同様のブームにはなるだろう。
協会も支援企業もプレーヤーも学んだから同じ轍は踏まないはずだ。
少なくともプロリーグを始める大義名分はできた。

でも、日本代表とワールドカップのために
各カテゴリーの様々な人がこれまで色んなものを犠牲にしてやってきた。
この4年間というより8年間、いや実際、中の人たちにとってはもっと長いかもしれない。
だから、やっぱり報われてほしい。
勝ってほしい。

昔(と言っていいかわからないが)、似たような気持ちになったことを思い出した。

Wikiで確認してみると、1997年11月16日。
日本のサッカーの方のフットボールにとって歴史的な一日『ジョホールバルの歓喜』
となるフランスワールドカップ最終予選でのイラン代表との試合前だ。

『ドーハの悲劇』(ドーハと入力すると予測変換で出てくる)、
そして最終予選での紆余曲折(初めて更迭という日本語を知る)の果てにたどり着いたイラン代表との大一番。
「この試合に負けたら日本のサッカー界はどうなってしまうんだ」
自分も中学生ながらそんな危機感を持った。
当時もサッカーは代表戦しか観てなかったのだが。
それだけ、そこに至るまでのストーリーに惹き付けられていたのだと思う。

幸先よく先制した日本代表だったが、後半イラン代表に追いつかれ逆転を許してしまう。

今も覚えている。
テレビの前でひたすら祈ったこと。
城彰二の同点ゴールのヘディング。
岡野のウォームアップでのダッシュ。
岡野が外しまくったこと。
そして、岡野が決めたこと。
周りの家からも歓声があがったこと。

イラン代表戦前の自分と同じような気持ちを持った中学生がきっと日本中にいる。
これまでラグビーはそんなに観てないかもしれない。だけど、日本代表の勝利を信じて応援してくれるに違いない。

決戦の舞台は我が地元、横浜。
横浜国際のある新横浜は転職前に住んでいた街だ。
だけど、また自分はテレビの前で応援して祈ることしかできません。(母が観にいく)

スタジアムに行く方は全力で日本代表を応援してください。
ファンゾーンの方は日本代表に届くように。
HUB組は祈りも込めて。(明日、日本は休みか。。)
みんな全力で応援してください。
よろしくお願いします。

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