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♯10:いつもと違うインクを、いつもと違う万年筆で

皆様ごきげんよう、KIRCHAです。
本日は少し変わり種をご紹介していきます。

以前、インクの紹介をしていきましたが、私は主にブルーブラック系とブラック系のインクを好んで使っています。
他にも色々ありますが、いわゆる人気のインクとは少し離れたものを、いつもとは違う万年筆と併せて紹介していきましょう。

それがこちら。

ペリカン エーデルシュタイン トパーズ
ピナイダー アバターUR

インクはペリカン「エーデルシュタイン」シリーズより、トパーズです。

トパーズは「黄玉」といわれ、黄褐色のインペリアルトパーズが一般的に挙げられますが、実は様々な色が存在します。こちらのインクのイメージとして使われているのはおそらくブルートパーズで、奇麗なマリンブルー感のある、ブルー系インクの中でも少し珍しい部類に入るインクではないかと思います。


ちょっと画像からだと分かりにくいかも知れませんが・・・ブルー感もあり、少しグリーン感もある不思議なインクです。

万年筆はピナイダーの「アバターUR」です。
ピナイダーは1774年、フランチェスコ・ピナイダーがイタリアで創業した文具メーカーで、あのナポレオン皇帝が愛用していた老舗メーカーでもあります。
「UR」はウルトラレジンの略で、ピナイダーオリジナルの真珠層を配合した特殊レジンのことを指します。

そして、特徴的なのはキャップの「マグネティックロック」という、磁石でくっついてしっかりと密閉される機構があります。
嵌合式のキャップですが、パチンとはめるのではなく、近づけるとお互いが磁力でくっつくため閉め忘れがなく、あまり力をかけずラクに開閉できるスタイリッシュなイタリアらしい万年筆です。

ニブはいわゆる鉄ペンですが、大きめのペン先で柔らかく、スチールとは思えないソフトな書き心地が特徴です。なかなかこの値段帯の鉄ペンではない、全体的に完成度の高い万年筆です。カラーも豊富にありますので、ちょっと違う万年筆の選択肢にいかがでしょうか。

今回は簡単に紹介していきましたが、また別の機会に他の万年筆やインクも紹介していきますのでお楽しみに。
では、本日はこの辺で。

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