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バイバイサンキュー

久しぶりの投稿
今じゃなきゃ書けないことを。


生まれてからずっと関東圏内で暮らしてきた。大学生まではずっと山梨の実家で過ごして、それからは一人暮らしで埼玉と神奈川に。
関東の暮らしは好き。家族も友達も近くにいるし、アクセスはかなりいい。でも、苦手な部分も少なくない。
都内の喧騒、満員電車、人の忙しなさはきっと一生慣れないと思う。田舎育ちってこともあると思うけど、好きになれない。

いつか関西圏にでも住みたいなって気持ちはあった。観光地ってこともあるせいか都内よりも忙しなさは落ち着いて見える。きっと休日にしか行ってないってのもあるかもしれないけど、、
でも、都内よりは絶対に落ち着いてる。

今回名古屋への引っ越しを決めたのは彼が名古屋に住んでいるから。付き合って半年、会うのは月に1回数日だけ。さすがに将来のことを考えるのであれば、やっぱり距離って大事だと思って転職がてら引っ越しを決意。
親にも職場の人にもそんなすぐにって言われたけど、
1つタイミング逃したら全てのタイミングを逃すと
思った。それはまっぴらごめんだ。

大好きな家族と離れ、大切な友達や大好きな職場にも別れを告げ、1人で飛び出した。次はよく聞かれたこと
ー不安じゃないの? そりゃ不安だよ?でもアクションを起こさない限り何も始まらない。
ー困った時誰もいないよ? わかってるよ。すぐには帰れないことくらい百も承知。でも、人より適応能力高いと言ってもらえること多いから大丈夫だと思ってる。
ー別れたらどうするの? そんなこと今考えてどうするの?もしそうなったとしてもたぶん名古屋に住む。時を見計らってまた関東帰ればいいじゃん。それより今は彼との時間を増やすことが大事なんだよ。

もう子供じゃない。一人暮らしも経験したし、たくさんの人との関わりを持ってきた。なんなら、"誰とでも仲良くなれる"  "どんな仕事でもそれを極めたいと思える"
それが私の強みだから。場所は関係ない。正直それは関東でも名古屋でも同じ。どこでもそれが出来るようじゃないといけないと思ってる。

職探し大変ー焦らず自分に合った仕事を探せばいい
友達いないーまた1から築き上げればいい
環境や人種が違うー自ら寄り添えばいい

今は自分を磨くための修行だと思ってまた頑張る。

パパとママ、家族には本当に心配かけるけど自分で決めたことだからやり遂げたい。
井上家の長女だけど、いつまでも親のそばにいたら甘えたまま育ってしまう。私もだし親もそう。みんなそう。
家を継ぐことは大事だと思ってるから申し訳ないとは思ってるよ。

少し家族のことを。
パパは娘たちには干渉しない人だと思ってたけど、やっぱり父親なんだって最近ひしひしと感じてた。娘を手放したくない、ずっと近くにいてほしい。その思いが引っ越し直前で痛いくらい伝わってきた。悲しいなんてパパの口から出たのには驚いた。パパの悲しむ顔は見れなかった。見たら引っ越せないと思った。
小さい時からパパと出かけることが多かったから、私は妹と違ってパパのことは好きな方。だからこそ辛い。
今朝も、名古屋着いたよって言ったらすぐ電話かけてくれた。出られなかったらメールくれた。

体に気をつけて頑張ってね、でも無理しなくていいから、いつでも戻ってきて〜近くにいて欲しかった
パパからのメール

これ読みながら電話してて涙止まらなかった。
またすぐ帰るよって伝えたら、ちょっと嬉しそうにいつでも帰っておいで、待ってるよって。
帰る場所をちゃんと与えてくれてることが嬉しい。

ママは私のことが大好きで、一人暮らししてからもよく遊びに来てくれた。それが今度は名古屋だからすぐには行けないって寂しがってた。パパも心配だけどやっぱり1番はママ。私を産んでここまで育ててくれたのはママだから。何かあったら家にいる妹差し置いてお姉ちゃん。
ママが頼れるのはゆりだけって口癖のように言ってた。
ここ最近は特にそうだったなぁ。
昨日は、今までも2ヶ月も帰ってこないことあったからそんなに変わらないって言ってたけど後々、でもやっぱり名古屋は遠いね。会いに行けないんだね。ってベッド入ってからすごく寂しくなったって。お互い1番の理解者だからね。私も同じ気持ちでバス乗ってから急に寂しくなった。

パパもママもお互い表現の仕方は不器用で下手くそだけど、娘への気持ちは誰よりも強い。近くにいたらきっとずっとわからなかっただろうな。
それは離れてみてやっとわかったことだと思う。
だから名古屋に引っ越すことに対して何も悔いはない。
唯一悔いがあるとしたら、ばあちゃんの近くにいてあげられないこと。
幼少期1番大事な時期を一緒に過ごして、私を育ててくれたから言ってみたら第二の母親。
近くに居れなくてごめんね。でもまたすぐ帰るから。
手紙も書くし、電話もする。だから元気でいてね。
普段なら恥ずかしくて言えないこと、今だからしっかり伝えられた。

私は今泣きながらこれを書いてる。
今までの関東生活を思い出すとやっぱり寂しい。
BUMP OF CHICKENの「バイバイサンキュー」
何度も聴いてきた曲なのに今すごく刺さってる。
ひとりぼっちは怖くない。僕の場所はここなんだって。
遠くに行ったって僕の場所は変わらないんだって。
みんながここで見守っているって。ちゃんと藤くんが
教えてくれてる。

「大丈夫、なんとかなる。」
これを口癖に名古屋でも頑張ろう。
無理はせず、ほどほどに。ゆっくりね。

ちょっとまとまり悪いけど、ここ数日で思ったこと。
28年間関東にお世話になりました。今度は名古屋にお世話になります。

2023.03.17  kuru.

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