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⑳箱根湯本~箱根関所:東海道へようこそ

日本橋を出て幾年……ついに、この瞬間がやってきました。関所を突破します!峠を攻めます!(門番もいなければ、徒歩&ランニングでの走行ですけどね)。

さて、箱根湯本発。前半は舗装道路が続きます。

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途中からは完全にハイキングコース。これでもかの新緑おかわり。

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さすがは東海道で、蛇の道といった雰囲気には一度もならず、石畳あり、後世に整備された階段ありの、山中であっても開けた良い道が続きます。

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橿木坂(かしのきざか)の看板に紹介された歌がかわいらしく、
 橿の木の/さかをこゆれば/くるしくて
 どんぐりほどの/涙こぼるる
実際のところは涙はこぼれなかったが、滝汗が流れた。
(ちなみに看板に「東海道名所"日"記」とあるのは誤植で、正しくは浅井了意「東海道名所記」(二巻))。

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峠の甘酒茶屋までくると、残りはおまけのような道のり。

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拍子抜けするほど簡単に、芦ノ湖に出ました。

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芦ノ湖=関所である。海賊船が新しくなったとか言って喜んでいる場合ではないのである。

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最後の杉並木を抜けて、急に観光名所感満載の復元済「箱根関所」に出てゴールしました!関所エリア(とにかく整備されている)は、通り抜け自由。

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一部建物が入場料を取るようだけれど、チープ&ナチュラルの旅人は有料エリアには目もくれず、蕎麦屋の戸を叩きました……。

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ここまで適当な距離で区切って、歩いたり走ったりしたところ、きれいに20区間で踏破し終えていました。ある時は仕事帰りに、ある時は運動する気まんまんで、またある時は食べ物目当てに……。
緩すぎずもきつすぎずもなく、当初の目標であった箱根関所までクリアできたのは、昔から踏み固められてきた街道の魅力に助けられてだったと思います。

歩けば歩くほど、新発見のある日本橋~箱根関所に間違いなし。このルートの奥深さを、ぜひ多くの人と分かち合いたいものです。

※参考リンク
「東海道名所記」(二巻):国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2553357?contentNo=2

#東海道 #Tokaido #ウォーキング #ランニング

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