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②新橋~田町:東海道へようこそ

新橋から新幹線の高架をくぐって、国道15号線(第一京浜)を進みます。
交通量の激しい高架脇にあるのが「日比谷神社」。東新橋で「日比谷」というのは不思議ですが、元は江戸城の日比谷御門が由来とのこと。

年季の入った道というべきか、さすが交差点名がシンプルで綺麗です。
芝一丁目、浜松町一丁目、新橋五丁目。
いわゆる「いちこく」、明治時代に国道の第一号として定められた通りです。

大門の交差点を過ぎると、まもなく金杉橋。屋形船が集まっている川岸としても有名で、ここから竹芝・台場方面に水上の旅に出かけることできます。江戸時代には、目の前に海が広がっていました。

赤穂浪士が討ち入りの後、吉良邸(墨田区両国)から浅野内匠頭の墓所(泉岳寺)に向かう際に通った橋としても、名が残ります。
明治7年、東京のガス事業が始まった際には、この地にガス製造工場が建てられました(現在の東京ガス本社)。
昔も今も、ビジネスやレクリエーションの舞台として栄えるウォーターフロントです。

江戸時代にも、人の行き来が活発であったろう金杉橋。満開の桜。ふと、江戸時代の人が話しかけてくるような気がしました。

※参考リンク
大都会の交差点を見守る、日比谷神社
https://www.hibiyajinja.net/
月岡芳年 東海道名所風景 金杉橋芝浦
https://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail152.html

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#東海道 #Tokaido #ウォーキング #ランニング

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