⑧京急鶴見~生麦:東海道へようこそ
京急鶴見駅前を出発し、JR鶴見線の国道駅をくぐります。
この国道駅、“戦後”がそのまま保存されたような佇まい。
その先、住宅が立ち並ぶ細い通りを、ただただ前に進みます。
夜に歩いたせいか、人通りがほぼなく、日本橋~箱根の間で最も孤独を感じたルート。静かでどこかに吸い込まれそうな、闇。
別名「魚河岸通り」であり、魚屋さんが開いている朝~昼間に歩いたほうが楽しいに違いありません。
かの有名な生麦事件が起きた通りでもあります。いかにも、開国したくない幕府が、渋々外国人の往来を認めそうな、素朴で小さな漁師村……。
ここから先の旧東海道では、外国人居留地の名残が感じられるスポットも出てきます。
産業道路にぶつかって、生麦駅前。
駅前路地の立ち飲みは、焼酎ロック、いか刺し、生揚げ、ひらまさ刺しで1,200円。コスパに平伏。
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