憑依探偵⑥
場面92 ユリの足元を地面から黒い手ががっちり握っている
タケル 「えぇ〜、俺、宇宙人はアリだけど、霊とかお化けってマジか!じゃあ、カオリのバカの言うことはマジ⁉︎イヤイヤいろいろ無理でしょ!て事は、今ヤバいってこと。」
場面93 ユリの表情がだんだん険しくなる
ユリ 「ガタガタうるさい!さっきから!早くたすけろ!バカ‼︎」
場面94 ユリの言葉に驚くタケル、ユリから身体を離そうとするがタケルの足にも黒い手がタケルの足を掴んでいる。
場面95 黒い手はだんだん黒い蛇に変化していく。
場面96 タケルに巻き付いた蛇が、タケルの腰ポケットまで這い上がったところで、急に下がって行く。
ユリ 「おい、ポケットに何もってる」
タケル 「は、何も持ってねーよ!」
場面97 タケルがポケットを探る
タケル 「あっ、あー」
場面98 タケルがポケットからコンパクトを取り出し掲げ、コンパクトをタケルが開く
場面99 ユリは少女から老婆に姿を変える
タケル 「うぁー、妖怪、妖怪、妖怪ババアだ」
ユリ 「チッ、本性見やがったな!一緒に地獄に連れてってやるよ兄さん」
場面100 ユリ(老婆)がタケルの持つコンパクトを見る
ユリ 「それを持ったから見えたのか私が、待てよ、兄さん助かりたいかい?」
タケル 「当たり前だろう!妖怪ババア!」
場面101 炎の向こうのユリとタケルが抱き合ったあり、離れようとする動きを繰り返す
場面102 炎を眺めていたカオリの表情がだんだん険しくなる。カオリが強く石を握りしめる。カオリの肩を支えているKEIGOの手にカオリの肩が震えるのが分かるほどカオリの肩が震えている。
場面103 外の雨が再び激しくなる。雷の音も激しくなる
場面104 炎の中から大きく腕を振っているタケル
場面105 タケルにユリが抱きつく
場面106 カオリが持っていた石を地面に叩きつける
カオリ 「アァーー」
場面107 KEIGOがカオリを支えるのをやめ石を拾う
KEIGO 「おっ 落ち着いて」
カオリ 「殺す 殺す」
KEIGO 「落ち着いてませんね」
場面108 激しい雨の中、雷が ビルに落ちる
タケルが身をすくめる
タケル 「わぁ!びっくりした!な何だ」
ユリ 「いよいよ本性見せたな お前今からあの子に殺されるんだよ」
タケル 「はぁー カオリはお前を助けようとしたんだぞ!何でよりによって俺が殺されるんだよ!」
ユリ 「助かりたかったら、私の言う事ききな」
場面109 炎の中の2人がきつく抱き合いキスしたようにKEIGOとカオリから見えた
KEIGO 「あっ」
カオリ 「おっおー」
場面110 黒雲の中から真っ黒な人が雷をタケル達のビルに落とした。
場面112 タケルが鏡を空に掲げている。ユリが掲げた腕を支えている
場面113 稲妻が鏡に落ち、一瞬光が鏡に吸い込まれ再び鏡たから光だけが出て、シャワーのように2人を包んだ
黒い蛇の断末魔
タケル 「いっ痛―」
ユリ 「我慢しろ、この光が落ち着いたら 私らは大丈夫だ」
場面114 2人の様子を見ているKEIGOとカオリ
KEIGO 「な 何が起きたんだ」
カオリ 「私 」
場面115 タケルが老婆の手を引き走ってくる後ろからビルが崩れる
タケル 「おーい助けてくれ」
ユリ 「元の身体は自由がきかない 人形の方が楽だね」
タケル 「うるせえババア 手離すぞ」
場面116 かけて行くカオリ立ち尽くすKEIGO
KEIGO 「あれは何だったんだ」
カオリ 「タケルー そいつ殺すからどいて」
つづく
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