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シャンプー

 私の動物飼育体験は、小鳥がスタートでその次は、近所のみかんの木から取ってきたアゲハ蝶の幼虫を20匹取ってきて、アゲハ蝶になったのは2匹でした。
 我が家のベランダが、小鳥のレストラン状態だったらしく、毎回直しても虫の小屋のネットが、鳥に破かれている事で発覚した。3回の夏をムクドリと格闘した後に、彼は我が家にやってきました。
 彼の名前は、ゴールデンハムスターのチビタ。前回書いた雀が我が家に来る前に我が家には、同じくゴールデンハムスターのメスのハムのお婿さん候補でやって来ました。(この時は、これが大きな間違いだったことを私を含めた家族全員全く気がついていなかった。)
 当時のペットショップのいいかげん店員は、「1歳のメスのハムスター飼ってるんですねー、ペアが欲しい大丈夫、大丈夫、すぐ仲良くなりますよ。」その言葉を信じて買って帰って翌日に、母と私は、ハムスターのチビタをメスのハムのケージに入れてしまった。わかる人は、この後の大惨事を読まなくてもお分かりでしょう、今まで、気ままにひまわりのタネを食べていたハムが、猫が天敵を襲う目つきになり風の速さでチビタに襲いかかった、その瞬間聞いたこともない金切り声が響き渡り、チビタが襲いかかったハムを引き剥がしシャーっと声を出した瞬間に、私はケージに、手を突っ込んで「チビタ」と声をかけたら、手に飛び乗ってきました。救出してみると片耳から流血していて、マキロンで消毒すると耳がネズミに齧られたチーズの様に、耳が、ぎざ耳になって齧られた耳の部分が耳なし芳一の様になかったのです。
 知識がない子供が動物を飼うとトラブルが絶えないとよく聞きますが、私は、リアルに動物にトラブルを巻き起こしましたね。みなさんは、勉強してから飼っている事と思いますが、チビタは、知識0の私に後追いでも知識が動物飼育には必要だと教えてくれる良い子でした。チビタは、いろいろ受難に遭いますが元気に天寿を全うしました。
 このチビタ、飼い始めてエサをガンガン食べる割には元気がない?あれ〜と思っているうちに、腹が禿げていることに気がつきました。母に相談すると、動物病院にチビタを連れて行くことになりました。
 動物病院なんて行ったことがない親子なので、恐ろしい額の治療費がかかると思って、ビクビクしながら、診察を待っていたら、先生に分かったのか、「獣医は怖くないですよ、ダニですね原因はペットショップから持ってきたんでしょう。」との答え、薬も、ハムスターの体重を測って薬を処方してくれて、母曰く、とても良心的な料金だったそうです。
 「先生、ハムスター洗っていいですか?」理由を聞いた母は、素朴な疑問を先生にぶつけました。動物のお風呂は、飼っていれば入れない人はいないでしょうが、この動物、風呂入れていいのか?って動物もいます。ハムスターを風呂に入れるなんて聞いたことないですが、私の友達は、ハムスター飼いの先輩でしたが、毎週風呂に入れていたので、その事を母は、私が話したことを思い出して、獣医さんに聞いてくれました。

 「へっ、風呂?良いけど、暴れないかな、しっかり水分乾かさないと今度は肺炎になるから気をつけて。まぁ洗った方がきれいになるか。ハムスターを洗って良いか聞かれたのは始めてだ。」とのことでした。

 早速帰宅してから、ケージからチビタを出して、湯沸かし器のお湯をいきなりかけ、濡れたところにシャンプーをかけて(思い出して書いているけど、チビタ本当に受難です。)泡だったところで、またお湯をかけて、ピカピカになったような気がしたところで、ティッシュを何枚も使い水気を拭き、ドライヤーをかけたらチビタ本人は、やっと拷問終わったかと言う感じに、バンバン毛づくろいを始めたので、きれいにしたケージに戻して、何ごともなかったように、また、チビタは、エサを食べました。
 ハムスターのシャンプーは、内服が終わる10日後まで毎日続き、その後は汚くなってきたと感じた月に一度くらい入れてましたが、冬はなんとなく寒いと思ってやめてました。
 

 毎週一回のケージ掃除を子どもなりにしてましたが、大切だし、可愛がっていましたが、今振り返ると結構危険な飼育方法をしていて、途中で気がついて修正したり、改めたりして、ファーストドッグならぬファーストハムスターの彼らには、沢山のことを教えてもらいました。

 まぁ、この記事を最後まで読んでくださった方々は、デンジャラス飼育はしていないと思いますが、動物飼育は、常にアップグレードすることが大切だと、数々の一緒に暮らした動物達に教わりました。

 

 

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