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半月板のひっかかり症状

16年の現場経験を積んできましたが、

ひざ関節痛を主にみるようになって一年が経ちます。

その中で半月板損傷によるひっかかり症状(キャッチング)の方が

来ると難しいと感じていました。

臨床経験豊富な理学療法士の方より

半月板損傷によるひっかかり症状は手術適応の

可能性があると聞いたこともあります。

最近この症状を持つ2名の方をみています。

一人は小中学生のときに半月板損傷を受傷し、

手術歴のある変形性膝関節症を呈した30代男性。

もう一人は1年半前より変形性膝関節症が悪化し

外出が出来なくなっている60代女性です。

二人ともこのひっかかり症状を持っていました。

しかし介入から徐々にひっかかり症状が減少しています。

そもそもなぜひっかかり症状がでるのか

ここからは私の見解です。

そもそもひざが動くためには遊びが必要です。

そのため曲げる、伸ばすもしっかりできていることが条件になります。

しかし年齢が経つと、この遊びがなくなり

半月板のある一転に負担がかかり、

それが損傷を繰り返した結果、

半月板のひっかかり症状を引き起こしていると考えています。

そのため身体の柔軟性が向上し、

ひざ関節の遊びが出てくると半月板への負荷が減り、

ひっかかり症状が減少すると考えています。

本日も30代男性を見ましたが、

ひっかかりは減っていました。

最近この2名の方からも症状は減っていますと

うれしい報告を受けています。

全身をとらえた介入方法はひっかかり症状を

減少させると実感しています。

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