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ニュー・イヤーズ・デイ、夢の話、ズー・ステーション、深夜書店。

 そんな夢を。
 眠り、から目覚めると笑みが零(こぼ)れた。
 そそ、
 哀しくはなくて、しあわせだった。
 温もりたちと同じ列車に乗って、まだいっしょに旅をしていることが、。

 ‶同じ空から朝の光をあびて〟
 
 きっと、ずっと一緒に生きていることが、。

 縷々(るる)として、尽きない想い。
 縷々、とは細く長くとぎれることなく続くさまであるとか。

 めでたし、の語源は「愛(め)づ」に「甚(いた)し」がついた「愛(め)で甚(いた)し」であるそうだ。
 「愛づ」、とは心がひきつけられること、美しいものや素晴らしいもの、そしてかわいいものに深い愛情をよせることのようだ。そこに「甚し」がついて、はなはだしいというわけだ。
 おめでとう、とは「いとおしい」気持ちが込められた言葉であると、。
 
 新年早々にとてもいい夢をみた。
 
 陽射しがそそぐ車窓、鉄道の旅のひとときを、。
 黒猫びよんせ、を抱っこしながら、列車に乗っている夢、。
 心地よく、窓の外の景色がゆれて、、。
 横並びの座席に座っていた。
 そんな昔ながらの車内は胸の鼓動のように時々、はずんだ。
 
 胸にしがみついてくる愛猫の寝顔をみつめると、すごく睫毛(まつげ)が濃くてながい。
 猫、のくせに人みたいだ。
 俺(詩人)はもう二度と離れたくない、と、ぎゅっと抱きしめる。

 人、のくせに猫みたいだった面影の寝顔にも似ているようにも感じた。
 すると隣の席から、その面影自身がそんな黒猫びよんせちゃんの寝顔をのぞきこむ、、。
 切なくはなくて、しあわせだった。
 
 会話なんて必要ない温もりを感じた。

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 向かいの席からは愛犬だったペチ三毛猫みこにゃんも、みつめているようだった。
 温もりあふれる光には手をのばさずにはいられない。
 つかんで、にぎりしめることはできないことはわかっているのに、。
 
 心地よく、窓の外の景色がゆれて、、。
 列車のなかは、そのうちに俺(詩人)にとって大切な存在たちでひどくごった返してきていた。

抱きしめていたその手を離せなかったけれど、。

 そんな夢を。

 新年早々にとてもいい夢をみた。
 
 始まり、って漢字には女がついてるし、。
 面影はもちろん愛犬だったペチ三毛猫みこにゃん黒猫びよんせも、性別は女性だ。
 
 じつに新年らしい、。

 だからかどうかは、しらんけど。
 久しぶりに聴いた。
 U2の曲、を。
 U2は、いまでこそ 「グラミー賞」22回受賞、アーティストグループでのグラミー賞世界最多受賞記録のアイルランドのロックバンドであるが、。
 「ニュー・イヤーズ・デイ」って曲。
 瑞々(みずみず)しい、凛(りん)とした佇(たたず)まいとピアノのパートとベースラインの曲調が印象的だったのも甦ってきた。
 オフィシャルPVの寒々しい景色のもいいけど、この動画もいい感じだ。
 始まっていく姿が映し出されていると思えた。
 動画↓。 U2 「New Year's Day」4分09秒

【歌詞和訳「ニュー・イヤーズ・デイ」】
静寂に包まれた新年の始まり
世界はまだ白さを増してく
おれはおまえと一緒に居たい
朝から晩まで、四六時中でも
何も変わらない新年の初め
そう、新しい日
おまえとまた一緒に
そう、また一緒に
血のように赤いこの空の下
黒と白の軍服に身を包んだ集団
武装した精鋭たち
新聞は伝えているウソであれ
それは事実、事実だと
そんなものは乗り越える
ふたつに分かたれても
おれらはひとつになれる
もう一度そうなる、またそうなる
あぁ、時は満ちたのかもしれない
今夜、その時なのかもしれない
おまえとまた一緒になる
一緒になる
今が黄金(最高)の時代だと教えられた
だけど黄金(欲望)がおれたちを戦争に駆り立てる
でもおれはおまえと居たい
朝起きてから、夜眠るまで
何一つ変わること無く
新しい年
古い年が明けたこの日に

All is quiet on New Year's Day
A world in white gets underway
I want to be with you
Be with you night and day
Nothing changes on New Year's Day
On New Year's Day
I will be with you again
I will be with you again
Under a blood red sky
A crowd has gathered in black and white
Arms entwined, the chosen few
he newspapers says, says
Say it's true it's true...
And we can break through
Though torn in two
We can be one
I...I will begin again
I...I will begin again
Oh...
Maybe the time is right
Oh...maybe tonight...
I will be with you again
I will be with you again
And so we're told this is the golden age
And gold is the reason for the wars we wage
Though I want to be with you
Be with you night and day
Nothing changes
On New Year's Day
On New Year's Day

 一度は関係を見直そうとしたものの、やはり一緒に在りたいという気持ちを新たにした曲だ。
 新年を迎えたこの日、ひとつの要因としては、生きている時代のせいにしている部分もある。
 自分たちは黄金、つまり平和で充実した時代を生きているというフレーズも、。
 しかし、そんなことも乗り越えて、また相手と一緒に在ろうとしてる。自分の心には迷いはなく、抱負というか決意に近いのではないかなと、。
 この曲が作られた背景として、当時のポーランドの独立自主管理労働組合の応援ソングとしての政治的な面があったそうだ。歌詞の中にある、真実を伝えないニュースというのは、当時のポーランドの政治報道のことらしいが、。

 そして新年というだけでなくU2の曲は、俺(詩人)が見た鉄道旅の夢からもつながる曲があった。
 「ズー・ステーション」って曲。
 
 かつてのドイツ、東西という概念がなくなる前のベルリンの壁崩壊直前の動物園駅(ズー・ステーション)はドラッグやら何やらいかがわしい雰囲気が多分に漂(ただよ)っていたらしい、。
 壁の崩壊によって国家がどういう形になっていったのかが、自分の生涯にもなぞらえてみることにもつながった。
 
 始まり、誕生。
 意識もそういうものってこと。
 
 産まれるために暗い空間(地下鉄)を抜けて、清濁(せいだく)入り交じったこの世に出てきては這い這いをしながら様々なものを学んでいく。
 それには温かな光あふれる未来がある。
 この曲はけして、穏やかではないにしても、時計の鼓動を彷彿(ほうふつ)とさせるイントロは誕生を待ち望んでいるかのようだから、。

 動画↓。 U2 「 Zoo Station 」4分36秒

【歌詞和訳「ズー・ステーション」】
覚悟が出来た、笑気ガスを吸い込む覚悟が
覚悟が出来た、次に起きる出来事に向けての覚悟が
かわす覚悟が、飛び込む覚悟が
「生きていてよかった」と言う覚悟が出来た
覚悟が出来た、圧力に耐える覚悟が
夜のひんやりとした空気のもと
風の暖かさのもと
おれは這い回るだろう
四つん這いになって
彼女はすぐ先にいる
動物園駅
時間通りに着かないと
動物園駅
覚悟が出来た、大渋滞の覚悟が
通りに繰り出す覚悟が出来た
足を引きずって歩く(カードをシャッフルする)覚悟が出来た、ひどい扱いに耐える(カードを配る)覚悟が出来た
車のハンドルから手を離す覚悟が
覚悟が出来た、衝撃に耐える覚悟が
すぐ先にある
動物園駅
時間通りに着く
動物園駅
大丈夫、大丈夫、大丈夫
大丈夫、大丈夫、大丈夫
それで大丈夫、それで大丈夫
それで大丈夫、それで大丈夫
なぁベイビー、なぁベイビー、なぁベイビー、なぁベイビー
それで大丈夫、それで大丈夫
心配しなくてええよ、おまえはそれに追いついてきてるよ
時間は列車のようなもの、未来を過去へと変える
駅で立ったまま置いて行かれる
ガラスに顔を押しつけられながら
おまえの愛までほんのわずか
動物園駅
おまえの愛のきざしを感じながら(愛の標識の下で)
動物園駅
おれは間に合うよ、間に合うよ
間に合ってな、間に合ってくれたらええよ、ベイビー
動物園駅
そこへ行く
動物園駅
それで大丈夫、辿り着きさえすれば
動物園駅
おれは間に合うよ
おまえの愛まであと二駅
動物園駅
次の駅だ

I'm ready
Ready for the laughing gas
I'm ready
Ready for what's next
Ready to duck
Ready to dive
Ready to say
I'm glad to be alive
I'm ready
Ready for the push
In the cool of the night
In the warmth of the breeze
I'll be crawling around
On my hands and knees
She's just down the line ... Zoo Station
Got to make it on time ... Zoo Station
I'm ready
Ready for the gridlock
I'm ready
To take it to the street
Ready for the shuffle
Ready for the deal
Ready to let go
Of the steering wheel
I'm ready
Ready for the crush

 そんな夢を。
 眠り、から目覚めると笑みが零(こぼ)れた。
 そそ、
 哀しくはなくて、しあわせだった。
 温もりたちと同じ列車に乗って、まだいっしょに旅をしていることが、。

 ‶同じ空から朝の光をあびて〟
 

 きっと、ずっと一緒に生きていることが、。

動画↓。 U2 「New Year's Day (Official Music Video)」4分14秒


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